骰子の眼

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2017-06-02 22:00


僕にとって『20センチュリー・ウーマン』は本質的にパンク映画だ―マイク・ミルズ監督語る

15歳の少年と55歳のシングルマザー、一向に噛み合わないふたりの“ラブストーリー”
僕にとって『20センチュリー・ウーマン』は本質的にパンク映画だ―マイク・ミルズ監督語る
映画『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ゲイであることをカミングアウトした父親と息子の関係を描いた『人生はビギナーズ』そして日本のうつ病をテーマにしたドキュメンタリー映画『マイク・ミルズのうつの話』で知られるマイク・ミルズ監督の新作『20センチュリー・ウーマン』が6月3日(土)より公開。webDICEではマイク・ミルズ監督のインタビューを掲載する。今作は1979年のサンタバーバラを舞台に、少年と母親、そして同居する女性たちとの関係が、カーター政権やウーマンリブ、パンクロックやニューウェイブの台頭といった時代背景とともに綴られている。

インタビューでも語られているように、ミルズ監督は主人公ジェイミーに自身を投影し、彼の成長物語というスタイルを軸とし、そこにさらにシングルマザーのドロシアの生き方と1920年代から70年代のアメリカの女性たちをめぐる歴史をオーバーラップさせている。

トーキング・ヘッズやレインコーツ……音楽は『20センチュリー・ウーマン』の登場人物であり、映画にはさまざまな種類の音楽が出てくるが、僕にとっては本質的にパンク映画だ。そのリズムと人間の持つ矛盾という両面でね。(マイク・ミルズ監督)


決して戻ることのできない時代とイノセンスへのエレジー

──最初に、1979年を舞台にした理由は?

70年代後半は“今”の始まりではある。しかし70年代後半は、レーガン大統領、80年代における富への欲望、エイズの悲劇、インターネットのインパクト、9-11、歯止めのきかない経済格差といった大きな変化が待ち構える世界とはまったく違う。だから、『20センチュリー・ウーマン』は、我々が決して戻ることのできない時代とイノセンスへのエレジーのように感じられるんだ。

映画『20センチュリー・ウーマン』マイク・ミルズ監督
映画『20センチュリー・ウーマン』マイク・ミルズ監督

1920年代、大恐慌世代に子どもだったドロシアは70年代に親になる。こうした混乱の中でパーソナルな美しい瞬間についてのストーリーを語り、個人の経験が巨大な社会的勢力とどのように絡み合っているのかを見たいと思っていた。

ある意味で、これはグレーテスト・ジェネレーション(1901~1926年生まれ。大恐慌を経験、第二次世界大戦を戦い現代米国の基礎を築いた世代)がジェネレーションX(1965~1980年生まれ。MTV世代。共働きまたは離婚した親に育てられた「鍵っ子」。懐疑的で孤立感と独立心を併せ持つ)に出会う物語だ。僕の母は1920年代、僕は60年代後半に生まれた。あるレベルで見れば、この映画は母と息子のラブストーリーで、非常に奥深い唯一無二のラブストーリーだが、両者ともが切望しているようなつながりの強さをもたらすことはないかもしれない。

この映画は、あなたが愛する人と真のつながりを感じる一瞬をとらえようとしている。こうした美しさ、理解、つながりの瞬間は、僕たちが教わったよりも脆くてはかないものだが、そうした瞬間が起きることは、つかの間といえども、たくさんあるんだ。

映画』『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
映画『20センチュリー・ウーマン』ドロシア役のアネット・ベニングとジェイミー役のルーカス・ジェイド・ズマン © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

──ご自身の境遇が投影されている部分もあるのでしょうか。

僕はとても強い女性に育てられた。この物語は、まさにその人物とリアルな場所から生まれたものだ。僕に父はいたが、子どもの頃は不在だった。僕は子ども時代のほとんどを母と2人の女きょうだいと過ごした。それ以来、僕は常に女性の方に引き付けられてきた。そして、僕の周りにいた女性たちを理解しようとすることが、サバイバルの1つの形態だということを早くから認識していたと思う。僕はいつも彼女たちを観察して、彼女たちから学ぼうとしていた。たとえ彼女たちが理解不能だったとしてもね。

女性の声を書くのは僕にとって非常に自然なことだが、ドロシアを書くのは容易ではなかった。特に、母は僕にとって深い謎な部分があったからで、この先もそうだろう。40歳で子供を持った55歳の母親の気持ちを理解するだけでなく、1920年代に生まれ、やがて70年代の激しい社会変化に直面するのがどんなことかを理解しようとすることだった。これには、リサーチとパーソナルな推測の両方を必要とした。

映画』『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
映画『20センチュリー・ウーマン』ドロシア役のアネット・ベニング © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

──ドロシアというキャラクターについてもう少し説明をお願いします。

ドロシアは55歳で、女性飛行士のアメリア・イアハートに似ている。彼女は毎朝ストックを書き留め、他のタバコに比べて健康的という理由でセーラムを吸い、現代的だからとビルケンシュトックを履き、『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』を読んで木彫りのウサギを作り、長いこと男の人とデートしていない。

彼女は真剣にパイロットになりたいと思っていた。男性ばかりの会社で働き、古い映画が大好きで、特にボガートが出演しているものなら何でも好きだった。僕はその時代の映画をたくさん見たし、男と女のしゃれた会話にも影響を受けた。その時代の映画の多くは破壊的に面白くて、それがドロシアをもっとよく理解するのに役立った。僕は、彼女がボガートと恋に落ちたかったのではなく、彼になりたかったんだと気付いた。ドロシアを書くとき、「ボガートならこの状況でどう振る舞うか?」と何度も唱えたよ。

映画』『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
映画『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

──この映画は、ドロシアが突然自分の未来について語りだしたり、メタフィクション的要素を持っています。

ドロシアのキャラクターにぴったりだった。ドロシアは、いつも何となくとらえどころがなくて、トリックスター的なところがある。そして、未来はあまりに予測不可能なので、僕たちはいつもそれを取り違えてしまう。だが、彼女は僕たちにちらりと見せてくれるんだ。

──彼女を演じたアネット・ベニングについてどのように評価していますか。

僕の母親がそうであったように、アネットは少し謎めいている。彼女自身がミステリーであり、彼女の演技はとても神秘的だ。彼女は、シーンの構造を深く理解できる確かな演技力がある。しかし、彼女はそこから飛び出して役になり切り、演じていることを忘れることさえできる。俳優が、彼らが準備してきたものを飛び越えてそれ以上に飛躍しようとするのが僕は好きだ。アネットは、そうすることが大好きさ。僕たちは2人とも、撮影中の彼女の演技にしょっちゅう驚いていたよ。

僕たちは、僕の母親についてたくさん話をしたが、アネットは彼女をそのまま再現するのでなく、彼女なりのディテールを重ねてオリジナルを作り出した。スクリーン上のドロシアは、アネットの持つタイミング、直感、インテリジェンス、ユーモアによって構築されている。彼女は、自身の状況から1人の女性の生きられた経験を生み出す。

ある時、ベニングは僕の母のジュエリーを身に付けたいと頼み、撮影中ずっとシルバーのブレスレットをはめていた。それはお守りのようなものだった。映画作りは、ちょっとしたスピリチュアルな魔法のようなものだと思っているので、ミューズに助けを求めるのは良い考えだと思っている。

この映画は誕生がテーマ

──では、ドロシアとジェイミーの同居人である、がんと診断されてニューヨークでの夢から逃げた20代のパンク・アーティスト、アビーのキャラクターはどのように生まれたのでしょう?

がんを乗り越えた若者へのリサーチだけでなく、アーティストの友人たちとのパーソナルな経験を組み合わせて描いた。キャラクターを理解するためにジャーナリスティックに仕事をしたよ。

最初、この役を演じられる人がなかなか思いつかなかった。だが、すぐにグレタ・ガーウィグが思い浮かんだ。彼女はアートの世界に知識があり、彼女自身、サクラメントからニューヨークに旅をして実験演劇を追求していた。しかし彼女は、アビーの悲しい隠された一面もよく理解していた。彼女はアビーをリアルに感じていたあまり、一緒にアビーの話をしていただけなのに、泣き出しほどだ。彼女はアビーのように愉快で快活だが、深い情緒的な部分も持ち合わせている。

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映画『20センチュリー・ウーマン』アビー役のグレタ・ガーウィグとジュリー役のエル・ファニング © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

──ドロシアの家に住んではいませんが、ジェイミーの部屋にいつも忍び込んでいる彼の幼馴染み、ジュリーについては?

ジュリーは、セラピーの時代である現代社会の人間と、自分の気持ちを隠すことが当然とされた時代のドロシアとの違いを見せる方法の1つだった。しかし、ジュリーの普通さと能力は、まったくありふれていない個人がかぶっている仮面にすぎないことが明らかになる。

ジュリーを演じたエル・ファニングは頭の回転が速く、地に足の付いている、とてもしっかりとした子で、深い洞察力を持っていると感じさせる。素晴らしい才能を持っているが、実際の年齢をはるかに上回る感性の持ち主でもある。彼女のアプローチはアネットのそれに似ており、常にシーンの構造を意識しているが、それと同時にカメラなどまるで存在しないかのようにキャラクターを宿すことができる。彼女の一瞬一瞬の演技は、どこかピュアだ。彼女はジュリーのように聡明で、自分がまだ子どもであることをきちんと理解していた。

映画』『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
映画『20センチュリー・ウーマン』ジュリー役のエル・ファニングとアビー役のグレタ・ガーウィグ © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

──ジュリーは、1979年に女性の現実に変化をもたらしていた家庭用妊娠検査薬を使用しています。

家庭用妊娠検査薬は歴史上、すばらしく有意義なものだ。この映画は誕生がテーマであり、それにまつわるエピソードはどれも簡単ではない。アビーは子供を産むことができない。ジュリーの女きょうだいは脳性麻痺で生まれており、ジュリーは妊娠を恐れている。出産は女性の物語において非常に大きな部分だが、それは歴史的、政治的、あるいは個人的に見ても同じだ。

──同じく同居人で、便利屋のウィリアムはどのような人物ですか?そして、ウィリアムにビリー・クラダップを起用した理由は?

ウィリアムは、60年代のカウンターカルチャーの物語を追いかける人生を送ってきた1人だが、それは全人生を創造するには十分でなく、70年代後半には生きる目的を見失っていたような状態だった。男たちが変化の渦中にある時代だ。ボガートのような男は、1979年にはもはや存在しなかった。カーター大統領でさえも、これまでで最も内向的で傷つきやすい大統領だった。

すべての俳優がウィリアムのようなポジションにいるわけではない。どんな役にも挑戦するビリーの意欲はまれなものだ。彼は、優しくて思いやりがあるが、少し道に迷っている口下手な男としてウィリアムを演じている。ビリーは、口ごもる話し方や沈黙を取り入れることで、皆が物事を投影する物静かな男という人物像を際立たせている。そして、彼は霧の中を歩いているようにゆっくりと動く。彼は受動的だが、この家の皆にとって触媒のような存在でもある。

映画』『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
映画『20センチュリー・ウーマン』ウィリアム役のビリー・クラダップとドロシア役のアネット・ベニング © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

──ドロシアの息子ジェイミーは、彼女たちを観る観客の目と耳でもありますね。10代の新人、ルーカス・ジェイド・ズマンを抜擢しています。

自分に“そっくり”かどうかはほとんど関心がない。だから、ルーカスが僕と全然似ていないところが気に入っている。その代わり、彼は当時の僕の状況、すなわちスケーターでパンクで、女性たちに囲まれていたことを、僕でないように演じる。ルーカスは、14歳にしては妙に知的だ。従って、彼が観察力に優れた若者で、周囲の女性たちを真剣に知りたがっていると信じられるはずだ。彼はジェイミーをマッチョでも、オタクでも、イカれた少年のようにも演じていない。

映画』『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
映画『20センチュリー・ウーマン』ジュリー役のエル・ファニングとジェイミー役のルーカス・ジェイド・ズマン © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

僕はジェイミーと同じように“いけ好かないアート野郎”と呼ばれていた

──ジェイミーがライブハウスやクラブにでかけたり、彼の家でレインコーツやトーキング・ヘッズがかかったり、この物語は当時のパンク・シーンを背景に描かれています。

僕にとって、パンクのエネルギーは幸福感を感じるものだった。目を閉じた状態で自由に向かって走っているように感じた。エルトン・ジョンからザ・クラッシュまで、ほとんど夜通し聞いていたのを覚えている。この音楽を発見するまで、カルチャーというものにそれほどの関心を持ったことはなかった。僕は、そのときのエネルギーや情熱を映画の核にしたいと考えた。

映画』『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
映画『20センチュリー・ウーマン』アビー役のグレタ・ガーウィグとジェイミー役のルーカス・ジェイド・ズマン © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

僕はジェイミーと同じように“いけ好かないアート野郎(Art Fag)”と呼ばれていた。僕はトーキング・ヘッズやバウハウス、ジョイ・ディヴィジョンが好きだったので、こう呼ばれていた。違うバンドが好きという理由で、本気のケンカになるような時代だった。

音楽は『20センチュリー・ウーマン』の登場人物であり、映画にはさまざまな種類の音楽が出てくるが、僕にとっては本質的にパンク映画だ。そのリズムと人間の持つ矛盾という両面でね。

この映画を『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』からバズコックスまでの軌跡とまとめてもいいくらいだ。それから、撮影開始前によくiPadで見ていたフェリーニ監督の映画を観ていた。フェリーニは、パーソナルな体験を映画的なスケールで見せる名匠だ。

──マレーズ(無力感を引き起こす)・スピーチと形容された、ジミー・カーター大統領の演説を居間のテレビで観るシーンが象徴的に登場します。

そのスピーチは、これまでのような人生がこれからも続くわけではないという気持ちや不安を感じた瞬間を反映しているように思えた。そして、ドロシアとジェイミーが2人とも、もう後がないと感じたタイミングだった。登場人物の感情的なリアリティをこの歴史ドキュメントと対比させるアイデアが気に入っていた。僕がこのスピーチを好きな理由の1つは、現在では不可能と思えるだけでなく、この時代からしか見ることのできない多くの点を予見していたということだ。

映画』『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
映画『20センチュリー・ウーマン』カーター大統領の演説をテレビで観ているシーン © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

──舞台となるサンタバーバラは1979年当時、どんな土地だったのでしょうか?

サンタバーバラは、ほぼパーフェクトな天気に恵まれた比較的裕福な人の住む沿岸のビーチタウンで、2016年の高級エリアではなかった。僕がサンタバーバラで育った時代は、まだヤッピーという言葉さえなく、お金持ちの服装も今とはまったく違っていた。オプラ・ウィンフリー(人気トーク番組の司会)も住んでいなかった。退屈で忘れ去られたような感じの、むしろ“グレイ・ガーデンズ”(ニューヨークの富豪たちが住む地として有名なイースト・ハンプトンにある広大な屋敷。同名の映画も製作された)みたいだったね。資産が尽きた名家があって、多くが荒れ放題という状態だった。まさにアメリカの物語を反映している。当時、サンタバーバラは中間層とそれより上の層が混在していたが、今はものすごい金持ちか貧乏かのどちらかだ。

──撮影のショーン・ポーターは、カメラ・ムーブメントを多用し、ワイドフォーマットでの撮影と、たくさんの自然光を取り入れてこの美しい画を作り上げたそうですね。

カメラがよく動き回れるように、家じゅうに大量のトラックを設置して複雑なセットアップをいくつも行った。僕は不意をつく構造の映画が好きだ。笑いから悲哀、静止した瞬間から予期せぬ動きに素早く遷移するディスロケーションという手法が気に入っている。

映画の中での自然光の見え方が好きなんだ。美しくて、とてもリアルな空間を作り出す。俳優の自然な見え方にも影響を与える。自然光は、この映画のゲシュタルトの重要な部分だ。

映画』『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
映画『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

──彼らが住む家の美術については、どんなこだわりがありましたか?

ドロシアの部屋に僕の両親のベットカバーがある。椅子やいくつかのアートもそうだ。ごくわずかなことだが、その物が持つ説明できない不思議な魔法を映画に吹き込む。

70年代をあからさまに主張したくなかった。僕はいつも、その時代の特徴があまり出ていない方の選択肢を選ぼうとしていた。そして、この家にある物のほとんどは、70年代以前のドロシアの歴史に満ちたものだ。ジュリーの仕事場にあるポスターもすべて、デジタル以前、インターネット以前の生活を彷彿させる。

──撮影開始の2週間前にキャストを集め、一連のゲーム、演習、Q&Aセッションをしたそうですね。

温かさにあふれた雰囲気を作りたくてね。各キャストが自分の役にまつわる音楽を持ち寄るダンスパーティーを毎日催した。映画の中のダンスシーンは、ここから生まれた本物なんだ。これが全員をつなげる方法となった。皆が踊ったときに、何か素晴らしいことが起きたのは明らかだったよ。

(オフィシャル・インタビューより)



マイク・ミルズ(Mike Mills) プロフィール

1966年アメリカ、カリフォルニア州バークレー市生まれ。映画監督、グラフィックデザイナー、アーティストとして活動している。アパレルブランドX-Girl(エックス・ガール)のグラフィックデザインや、ビーシティ・ボーイズなど有名アーティストのアルバムカバーデザインを担当。日本でもマガジンハウスの雑誌「Relax」の表紙をデザインするなど、なじみが深い。映画監督としては、監督・脚本を務めたデビュー作『サムサッカー』(05)に続く、第2作『人生はビギナーズ』(10)で、インディペンデント・スピリット賞の監督賞、脚本賞にノミネートされるなど、世界中で大絶賛を受けた。本作では、劇画長編デビュー3作目にして、見事アカデミー賞脚本賞(オリジナル)にノミネートされた。




映画』『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
映画『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

映画『20センチュリー・ウーマン』
6月3日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開

1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、思春期を迎える息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に悩んでいた。ある日ドロシアはルームシェアで暮らすパンクな写真家アビー(グレタ・ガーウィグ)と、近所に住む幼馴染みで友達以上恋人未満の関係、ジュリー(エル・ファニング)に「複雑な時代を生きるのは難しい。彼を助けてやって」とお願いする。15歳のジェイミーと、彼女たちの特別な夏がはじまった。

監督・脚本:マイク・ミルズ
出演:アネット・ベニング、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ
撮影:ショーン・ポーター
美術:クリス・ジョーンズ
衣装:ジェニファー・ジョンソン
編集:レスリー・ジョーンズ
音楽:ロジャー・ネイル
音楽監修ハ:ワード・パー
提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド
原題:20th Century Women
2016年/アメリカ/119分

公式サイト


▼映画『20センチュリー・ウーマン』予告編

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