骰子の眼

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埼玉県 さいたま市

2018-10-30 17:45


オーストラリア先住民6万年の歴史とコンテンポラリー・ダンスの融合!バンガラ・ダンス・シアター

11/9、10彩の国さいたま芸術劇場にて代表作『Spirit 2018』『I.B.I.S』上演
オーストラリア先住民6万年の歴史とコンテンポラリー・ダンスの融合!バンガラ・ダンス・シアター
©Jhuny-Boy Borja

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オーストラリアを代表するダンスカンパニー、バンガラ・ダンス・シアターの来日公演『Spirit 2018』『I.B.I.S』が11月9日(金)、10日(土)の2日間、埼玉県の彩の国さいたま芸術劇場で開催される。

この公演は、イノベーション、 ライフスタイル、 文化・芸術をテーマに開催中のプログラム『オーストラリア now 2018』のメインイベントとして実施。バンガラ・ダンス・シアターは1989年設立。バンガラとは、アボリジナルの言葉で『火をおこす』の意味で、6万5千年以上も続く先住民文化に、コンテンポラリー・ダンスの動きを融合させた独自のダンス技法を特徴とする。4度目の来日となる本公演では、これまでの30年間に及ぶレパートリーの中から、代表作である『Spirit 2018』と『I.B.I.S』を上演する。

バンガラ・ダンス・シアター
©Edward Mulvihill

芸術監督スティーヴン・ペイジはヌヌクル民族、およびクイーンズランド州南東部に住むユガンベ氏民族に属するムナルドジャリ民族の子孫にあたる人物で、1991年にバンガラ・ダンス・シアターの芸術監督に就任。以来、オーストラリアパフォーミング・アーツの金字塔となる作品を次々と発表している。

所属するダンサーたちも、 オーストラリア・ダンス界の頂点に立つダイナミックな存在であり、育った場所は異なるものの、いずれもアボリジナル、トレス海峡諸民として強い誇りを持っている。

バンガラ・ダンス・シアター
©Greg Barrett

そのパフォーマンスは、先住民の神話に根ざした物語や神聖な儀式、そしてオーストラリアの現在を、パワフルで崇高なドラマとして表現、国際的にも高い評価を得ている。

『Spirit 2018』は、芸術監督スティーヴン・ペイジがこれまでの作品から、傑出した力強いダンス・ストーリーを集め、構成。ディンゴの魂や、蛾のはかない一生など、オーストラリアの豊かな文化や歴史を称えた深遠な作品となっている。

バンガラ・ダンス・シアター
『Spirit 2018』©Edward Mulvihill

そして『I.B.I.S』は人々の笑顔があふれる美しいマレー島を舞台にした物語。立ち退きや気候変動の問題に遭遇しつつも、自らの文化を大切にし、陽気で楽観的に生きる人々の姿を描く。

バンガラ・ダンス・シアター
『I.B.I.S』©Jeff Tan

スティーヴン・ペイジ、
『Spirit 2018』と『I.B.I.S』を語る

バンガラ・ダンス・シアター
バンガラ・ダンス・シアター芸術監督のスティーヴン・ペイジ

「バンガラ・ダンス・シアターの日本訪問は、私たちの物語を分かち合い、現代のオーストラリア先住民の声を聞いてもらう良い機会です。『I.B.I.S』はトレス海峡諸島の人々や土地、その将来を祝うための作品です。古くからの物語が現代にいかに共鳴するのかを追求すると共に、気候変動や立ち退きの問題に直面しつつも、力強く陽気に生きようとする、トレス海峡諸島の人々とその文化を描いています」

「バンガラの29年間の歴史で構成される『Spirit』は、ストーリーやダンス、音楽を通じて、感動的な劇場体験を提供します。大地の形成がもたらす魂と力強さ、大地の成長と女性の狩猟採集、通過儀式や知識の継承などを題材としています。先住民・トレス海峡諸島民文化のたくましさを称えた作品であり、大地(カントリー)や文化とのつながりがもたらす多様性やインスピレーションへの尊重が描かれます」

「『Spirit 2018』プログラムは、私たちの過去や現在、未来への希望を、入り組んだ形で捉えた作品です。バンガラ・ダンス・シアターはこうした体験を、日本の観客の方々と共有する機会を非常に嬉しく思うと共に、期待を寄せています」




スティーヴン・ペイジ(バンガラ・ダンス・シアター芸術監督) プロフィール

ヌヌクル民族、およびクイーンズランド州南東部に住むユガンベ氏民族に属するムナルドジャリ民族の子孫にあたる。1991年にバンガラ・ダンス・シアターの芸術監督に就任、以来、オーストラリアパフォーミング・アーツの金字塔となる作品を次々と発表している。2000年シドニー・オリンピック開・閉会式における先住民場面の演出や、ゴールドコーストで開催された2018年英連邦競技大会(コモンウェルスゲーム)開会式において先住民による語りの手法を一新するという試みを新しい身体表現として紹介。 また、 国際的な舞台芸術の祭典、アデレード・フェスティバルの芸術監督を2004年、 先住民として初めてつとめ、大きな話題を呼ぶ。




バンガラ・ダンス・シアター

バンガラ・ダンス・シアター『Spirit 2018』『I.B.I.S』

日時:2018年11月9日(金)19:00/10日(土)15:00
会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

前売料金(全席指定・税込): 一般:S席6,000円/A席4,000円 U-25*:S席3,500円/A席2,000円 *公演時25歳以下対象。 入場時要身分証。
※A席(サイドバルコニー・2階席の一部)は舞台の一部が見えづらいお席です。
※当日券は各席種ともに+500円

振付:『Spirit 2018』スティーヴン・ペイジ/『I.B.I.S』デボラ・ブラウン、 ワアンゲンガ・ブランコ
出演:バンガラ・ダンス・シアター
上演時間:約90分(途中休憩なし)

 

バンガラ・ダンス・シアター日本公演
特設サイト:http://www.bangarra-japan.com/


▼バンガラ・ダンス・シアター『Spirit 2018』『I.B.I.S』トレイラー
▼バンガラ・ダンス・シアター『I.B.I.S』トレイラー
▼バンガラ・ダンス・シアター『Spirit 2018』トレイラー

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