「映画の新しい才能の発見と育成」をテーマに、当時、まだ観る機会の少なかったインディペンデント映画の面白さを広く伝えるため、1977年に東京でスタートした映画祭『PFF（ぴあフィルムフェスティバル）』。メインプログラムは、開催当初より続く世界でも珍しい自主製作映画のコンペティション「PFFアワード」。入選者の中からは、後にプロの映画監督として活躍する人たちが続々と出現し、若く新しい才能が集う場所としても広く認知されるようになった。
また、コンペティション部門以外でも、フランソワ・トリュフォー、マキノ雅弘といった監督の特集企画を組むなど、通常の映画館ではなかなか観ることのできない国内外の映画を紹介し続けている。
今年の「PFFアワード2008」は、力作の15作品が入選。佐藤純彌（映画監督）、石井聰亙（映画監督）、森本千絵（アートディレクター）孫 家邦（プロデューサー）、香取慎吾（俳優・歌手）、PFFパートナーズ各社により審査され、東京会場の最終日25日（金）に行う表彰式にて、グランプリなど各賞が発表される。
（写真）『マイム マイム』岨手由貴子監督(24歳・長野県出身)。PFFアワード2008入選作品。
また、恒例のマクセル特別協賛企画では、松岡錠司監督映画講座と題し、1981年PFF入選作「三月」を完全招待制（入場無料）で上映、監督のトークをおこなう。
去年に引き続きのプログラムとなった若手映画作家育成プログラムでは、今年もPFF入選監督2人（タテナイケンタ、児玉和土）の短編作品、第18回PFFスカラシップ作品では「不灯港」（監督：内藤隆嗣）を上映する。
（写真）松岡錠司監督『三月』（1980年）。『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』などの活躍で著しい松岡監督の原点ともいえる、高校時代に制作された珠玉作。
他にも、東京会場では映画祭終了後に、メロドラマの巨匠ダグラス・サーク監督と、「カッコーの巣の上で」「アマデウス」などで知られるミロス・フォアマン監督の作品上映を一週間に渡って開催する。
（写真）ダグラス・サーク監督『風と共に散る』（1956年）。ハリウッドで映画監督としての名声を確立した50年代末、「悲しみは空の彼方に」の不倒の記録と言われた大ヒットを最後に、以後二度と長編映画をつくることはなかった伝説の映画監督。
新しい才能の発見、PFFでしか観ることのできないラインナップを是非この機会にお楽しみください。
webDICEユーザー対象に抽選で同映画祭に5組10名様（「PFFアワード2008」専用1回券/25日表彰式の入場は不可）をご招待します。応募方法は下記をご覧ください。
『第30回 ぴあフィルムフェスティバル（PFF）』
会期：2008年7月19日(土)～7月25日(金)
[スペシャルプログラム]7月26日(土)～8月1日(金)
会場：渋谷東急[地図を表示]
(東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー2Ｆ)
★上映スケジュールに関してはコチラから
【東京以降のスケジュール】
・名古屋 2008年10月3日（金）～5日（日） 愛知芸術文化センター
・福岡 2008年11月1日（土）～3日（月・祝） 福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ
・仙台 2008年11月21日（金）～24日（月・祝） せんだいメディアテーク スタジオシアター
・神戸 2008年11月28日（金）～30日（日） 神戸アートビレッジセンター
・京都 2008年12月上旬 京都シネマ
↓PFF史上初！「ぴあフィルムフェスティバル」の開催と同時に、PFFアワード入選作品をTV放映！
【招待券応募方法】 5組10名様にプレゼント（「PFFアワード2008」専用1回券/25日表彰式の入場は不可）
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■応募締切り：2008年7月17日（木）
※当選者の発表は、招待券の発送をもって代えさせていただきます。
