骰子の眼

cinema

東京都 渋谷区

2008-09-21 12:00


「フェルメールの“合奏”の謎と魅力に取りつかれている」9/27,28 レベッカ・ドレイファス監督来日トークイベント

フェルメール作品35点のうち現在東京に7点が展示中。盗まれた1点を巡る映画『消えたフェルメールを探して 絵画探偵ハロルド・スミス』
「フェルメールの“合奏”の謎と魅力に取りつかれている」9/27,28 レベッカ・ドレイファス監督来日トークイベント
レベッカ・ドレイファス監督
smith

フェルメールは生涯に30数点の作品しか残さなかったと言われている。その内7点は、現在東京都美術館の展覧会で見ることができるが、実は誰も見ることのできない作品が一点ある。

1990年にボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館から盗まれた「合奏」だ。

その絵画を、絵画探偵ハロルド・スミスが生涯をかけて犯人捜索にあたったドキュメンタリー『消えたフェルメールを探して / 絵画探偵ハロルド・スミス』を監督したレベッカ・ドレイファスは、少女のころ「合奏」に心奪われた。

「事件から10年以上経って、いまだに自分が、その絵にまつわる多くの謎と魅力に取りつかれていることに気がつきました。この映画は、絵画がその後どうなったのかを突き止めようとした2年間の成果です」


彼女はこれまでに世界の重大窃盗事件を解決してきた絵画探偵、ハロルド・スミスに協力を仰いだ。

「その過程で、私達はさまざまな人に出会い、世紀と大陸によって引き離されていた人々を偉大な芸術作品によってひとつにすることができました」

盗難事件に関わった者として、アイルランド系地下組織の大物や日本人コレクターによる依頼だという説もあったという。アメリカの美術品盗難史上最高額5億ドル相当(当時)と言われるこの事件の顛末を、劇場でお楽しみいただきたい。


『消えたフェルメールを探して / 絵画探偵ハロルド・スミス』
2008年9月27日(土)よりアップリンクにて公開

監督・撮影:レベッカ・ドレイファス
出演:ハロルド・スミス、グレッグ・スミス、他
2005年/アメリカ/83分
配給:アップリンク

★公開記念トークイベント開催!
●9月27日(土)15:00の回終了後
ゲスト:レベッカ・ドレイファス監督×岡部昌幸氏(帝京大学助教授)
●9月28日(日)13:00の回終了後
ゲスト:レベッカ・ドレイファス監督×有吉玉青氏(作家)

【関連リンク】
東京都美術館『フェルメール展 光の天才画家デルフトの巨匠たち』
FBIの美術品盗難公式サイト


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