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10月

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終了天才アラーキー、11年ぶりの福岡で個展開催〈荒木経惟 「左眼ノ恋」〉

Nobuyoshi Araki : Love on the Left Eye

  • 日程
    2014年10月11日

  • 時間
    10:00

  • 会場
    三菱地所アルティアム

天才アラーキー、11年ぶりの福岡で個展開催
最新シリーズ「左眼ノ恋」を中心に、現在の荒木経惟作品を紹介

1964年子供の姿を追った「さっちん」で太陽賞を受賞しデビューした荒木経惟。その後、1971年に妻・陽子との新婚旅行の道程を撮影した写真集『センチメンタルな旅』により、作家の日常を日記のように記録する〈私写真〉と呼ばれる新しい写真表現を切り拓き、人気を博します。過激なヌード作品なども次々に発表、写真界のみならず社会をも揺るがす存在として広く認知されるようになりました。そして2000年以降、人生において様々な困難を経験し、それらの経験を制作の糧に新たな境地を開拓していくこととなります。

2000年代、前立腺癌を発症し、2009年には摘出手術を経験。翌年には『愛しのチロ』の出版など被写体としても多く撮りおろしてきた愛猫チロの死、2011年には東日本大震災を迎えます。さらに2013年には、網膜中心動脈閉塞症のため右眼の視力を突如失うという写真家にとって過酷な現実に直面します。しかし旺盛な制作意欲は失われることなく、今年2014年4月に豊田市美術館を皮切りとした過去最大級の回顧展で、会場毎にサブテーマを設け、原点から現在まで俯瞰する展示に挑み話題を呼んでいます。

本展は、右眼失明を糧に作家が辿り着いた最新シリーズ「左眼ノ恋」より数十点の写真作品と近年の作品を紹介するものです。「左眼ノ恋」は、ポジの右半分を黒く塗りつぶしてプリントされた作品や、左右2枚組で右側だけフォーカスを外して光のハレーションを捉えた作品で構成されます。それは写真とともに人生を歩み続けている荒木の“いま”の視界を投影したものであり、その左眼に写る鮮明な光景と右眼の翳りある光景の対比は、まさに作家がこれまで撮り続けてきた〈生と死(エロスとタナトス)〉の本質に迫るものと言えるでしょう。

■会場:三菱地所アルティアム
    http://artium.jp/access/
■会期:2014年10月11日(土)~11月24日(月・祝)
■開館時間:10:00~20:00
■休館日:10月21日(火)、11月11日(火)
■入場料:一般400(300)円/学生:300(200)円

※( )は前売料金/チケットぴあ ※再入場可
※高校生以下、障がい者等とその介護者1名は無料
※アルティアムカード会員・イムズカード(三菱地所グループCARD)会員無料

【関連イベント】

〇前夜祭<アラキネマ上映会> 
 日時:10月10日(金)18:15受付開始、18:30開場、19:00~(90分程度)
 会場:福岡市立中央市民センター(福岡市中央区赤坂2-5-8)
    http://www.shinko-chuo.jp/access.html
 定員:400名
 料金:1,000円(入場チケット1枚付)

※前夜祭について、現時点での作家来場は未定です。
※予約不要、当日は会場に直接お越し下さい。
※詳細は10月上旬にアルティアム公式HP又はSNSでお知らせいたします。
※駐車場が限られているため会場へのアクセスは公共交通機関にてお越し下さい。
 
〇オープニングレセプション
 日時:10月11日(土)18:30~20:00
 会場:三菱地所アルティアム
    http://artium.jp/access/
 申込:予約不要、入場無料

※オープニングレセプションについて、現時点での作家来場は未定です。

【三菱地所アルティアム公式サイト】 
http://artium.jp/exhibition/2014/14-07-arakinobuyoshi/

【お問い合わせ】
三菱地所アルティアム 092-733-2050

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