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11月

22

終了文芸評論家・加藤典洋トークイベント「2014年の〈小さな天体〉」

文芸評論家・加藤典洋による朗読とトークのイベント

  • 日程
    2014年11月22日

  • 時間
    14:00

  • 会場
    SHIBAURA HOUSE

「2014年の〈小さな天体〉」
3.11以降、積極的な発言を続けている文芸評論家・加藤典洋氏を招き、氏が海外生活中に綴った日記『小さな天体』からの朗読、また新著に至まで、3.11以降の社会・思想について訊く。

・日程:2014年11月22日(土) 14:00 - 15:30
・会場:SHIBAURA HOUSE 〈http://shibaurahouse.jp
・定員:50名
・料金:1,000円
詳しくは:http://www.movingdistance.net

※本イベントはSHIBAURA HOUSEフレンドシップ・プログラム2014の一環として開催いたします。
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〈Moving Distance√9-1 – 光の気配〉について

実施会場:SHIBAURA HOUSE(108-0023 東京都港区 芝浦3-15-4)
事業実施日程:2014年11月15日(土)- 11月28日(金)入場無料※一部有料
会場協力:SHIBAURA HOUSE
プログラム・ディレクション:佐藤道元
参加作家:高橋つばさ(美術家)、中原昌也(作家)、高橋栄樹(映画監督)、和合亮一(詩人)、羊屋白玉(劇作家、演出家)、加藤典洋(文芸評論家)

東日本大震災とアートとの関係性を考察するアート・プログラム〈Moving Distance√9-1 – 光の気配〉を開催いたします。このプログラムは、2014年2月に東京芸術劇場にて実施した〈Moving Distance:2579枚の写真と11通の手紙〉の続編となるプログラムです。〈Moving Distance:2579枚の写真と11通の手紙〉では、東日本大震災発生時の津波で流され、その後回収・洗浄された写真の展示と、その写真を題材に製作された作品の展示やパフォーマンスやアーティスト・トークを実施する複合的で、ジャンルを横断したプログラムを実施しました。

その続編となる〈Moving Distance√9-1 – 光の気配〉では、会場となるSHIBAURA HOUSEを最大限に活用したサイトスペシフィックな作品展開で実施をします。ガラス面で覆われたSHIBAURA HOUSEは、その構造上一年を通して「光」を建物の中に豊かに吸い込みます。それは決して、光量としての光では必ずしもなく、我々が震災後に求めて行くべき次世代の「光」の象徴でもあります。実際に、SHIBAURA HOUSEは国際的かつ地域的なワークショップスペースとして、文化的学際的なワークショップやプログラムを数多く開催しています。〈Moving Distance√9-1 – 光の気配〉は、そうしたSHIBAURA HOUSEの建物や活動指針にも呼応する形で、アートが東日本大震災をどのように描くのか・伝えるのかということを、引き続き追求します。

SHIBAURA HOUSEのガラス面をキャンバスとするサイトスペシフィックペインティング作品には、中原昌也と高橋つばさが参加。それぞれが「津波」をテーマにした絵画作品を建物に展開します。
Documentary of AKB48シリーズの監督としても知られる高橋栄樹氏による映像作品「after」を、〈Moving Distance:2579枚の写真と11通の手紙〉に引き続き展示いたします。宮城県山元町で撮影され、和合亮一のテキストを元AKB48の声優仲谷明香の朗読で描く衝撃的な作品となっております。また、同様に前回仲谷明香の朗読公演のテキストとして発表された、指輪ホテルの羊屋白玉書き下ろしによる「交換」のテキストの一部を、会場のガラス面に展開をいたします。この作品は、建物の内側と外側の両方から観ないと全てが読み取れない様式になっており、建物の内と外の往来といった具体的な体験ではなく、言葉というものの物質的な「裏と表」に隠された物語を読み取るものです。
また、高橋栄樹氏、また文芸評論家の加藤典洋氏を招いたアーティスト・トーク・プログラム、パフォーマンス・プログラムでは、音楽家高野寛が詩人の和合亮一と共演。このプログラムでは、電気を使用せず、照明も使用しない自然光の中で上演されます。都会の中の一空間で展開される微かな音や言葉や光に、体が敏感に反応していくはずです。

キーワード:

加藤典洋 / 考える人 / 文学 / 文芸批評 / 3.11


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