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日程2015年06月26日
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時間19:00
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会場浜離宮朝日ホール
1992年結成の弦楽アンサンブル、モルゴーア・クァルテットが42回目となる定期演奏会を開催。
メンバーは荒井英治(ヴァイオリン:日本センチュリー響)、戸澤哲夫(ヴァイオリン:東京シティフィル)、小野富士(ヴィオラ:NHK響)、藤森亮一(チェロ:NHK響)と、全員東京のプロ・オーケストラのトップ奏者として活躍、ロマン派の作品から現代音楽、プログレッシブ・ロックまで取り上げる彼らのコンサートには毎回幅広い音楽ファンが詰めかけます。
今回は「ここぞとばかりに、モルゴーア!」と題して、チェコ、日本、ドイツの作曲家の作品を取り上げ、それぞれの音楽に託された影のメッセージを紐解きます。
ヒンデミット作曲/序曲《さまよえるオランダ人》には『下手な温泉楽隊が朝7時に噴水の周りに集まって初見で演奏したような…。』という長いタイトルが付いており、「ワーグナーのオペラ《さまよえるオランダ人》を下手くそな楽隊4人が繰り広げる珍妙な演奏」をイメージしたユニークな音楽です。「当時の新古典主義の間では“脱ワーグナー”が合い言葉で、この曲もワーグナーを揶揄した冗談音楽として捉えられています。でも、実際はワーグナーではなくワーグナーに陶酔していたヒトラー&ナチズムに対して揶揄していた、と捉えるともっと違った聴き方ができると思う。それをぜひ楽しんで欲しい」(荒井英治)
音楽に存在する影の主役を、モルゴーア・クァルテットと一緒に探してみてはいかがでしょうか。
モルゴーア・クァルテット 第42回定期演奏会
出演:荒井英治(ヴァイオリン)
戸澤哲夫(ヴァイオリン)
小野富士(ヴィオラ)
藤森亮一(チェロ)
演奏:V.ノヴァーク作曲/弦楽四重奏曲 第3番(1938)
H.クラーサ作曲/弦楽四重奏曲(1921 )
池辺晋一郎作曲/ストラータⅨ(2012)弦楽四重奏のために
P.ヒンデミット作曲/序曲《さまよえるオランダ人》
〜下手な温泉楽隊が朝7時に噴水の周りに集まって初見で演奏したような…。
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由)
プレイガイド:朝日ホールチケットセンター 03-3267-9990
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
e+(イープラス) http://eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407
CNプレイガイド 0570-08-9990
問合せ:ミリオンコンサート協会 03-3501-5638
http://www.millionconcert.co.jp