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日程2015年09月24日
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時間19:00
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会場青山ブックセンター本店・小教室
シリーズ「美術館とコレクション」第2回
私邸の現代美術館 原美術館から学ぶ
現代美術のABC~美術に境界線はあるのか
日程:2015年9月24日 (木)
時間:19:00~21:00/開場 18:30~
料金:2,700円(税込)
定員:45名様
会場:青山ブックセンター本店内・小教室
詳細・お申し込みはコチラ
http://www.aoyamabc.jp/culture/museum-collection2/
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シリーズ「美術館とコレクション」の第2回目は、原美術館のコレクションから「境界線」をキーワードに「現代美術」について学びます。講師は同館副館長で学芸統括の安田篤生さんです。
原美術館は、建築家渡辺仁氏が設計をした、実業家 原邦造氏の私邸を活用し、1979年、当時としては大変めずらしい現代美術の専門美術館として開館しました。開館当初より世界中の国や地域の現代美術をコレクションし、その最新の動向を発信し続けてきた、日本における現代美術の道標であると言えるでしょう。
9月12日より、同館にて、「そこにある、時間―ドイツ銀行コレクションの現代写真」と題した企画展が開催されます。出品作は写真のみですが、出品作家はアメリカやフランスをはじめ、インド、イラン、南アフリカ、ウクライナ、アルバニアなど、とてもグローバルです。少し前までは、現代美術というと欧米諸国が中心でしたが、近年では、それまで美術界においてあまり名前を耳にすることがなかった国や地域の作家の活躍も目立つようになってきました。
また、現代美術はグローバル化の進行とともに、メディアやジャンルなど表現方法においても拡大を見せています。絵画、写真、彫刻、映像、パフォーマンスなど既存のジャンルや枠組みには収まりきらない新たな創造が生み出されています。
しかし、まだ日本では世界の現代美術の動向をキャッチし、体験できる環境は少ないかもしれません。
そこで、今回は、現代美術における「国・文化圏」と「ジャンル・分野」の2つの境界線がいかにして広がりを見せてきたのか、そして現在がどのような状況にあるのかを、原美術館の活動の歴史とコレクションを追うことで学んでいきます。
さらに、邸宅がいかにして現代美術に特化した美術館として活用されるようになったのか、現代美術に特化した美術館だからこそできることとは何かなど、原美術館のはじまりから、美術館運営における想いをお話しいただくことで、原美術館の魅力に迫ります。
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