イベント

1月

16

1月

31

終了AASレジデンスプロジェクト2009 「クジラのはらわた袋に隠れろ、ネズミ」 レジデントアーティスト:泉 太郎(美術作家)

美術作家:泉太郎が、高さ約6m、総面積約260㎡というアサヒ・アートスクエアの広い空間で公開制作を行っていきます。

  • 日程
    2010年01月16日 ~ 2010年01月31日

  • 時間
    11:00

  • 会場
    吾妻橋スーパードライホール4/5F アサヒ・アートスクエア

2010年1月。アサヒ・アートスクエアが泉太郎の世界に染まる…
ちょっとばかばかしくて、思わず、「ぷっ」と吹き出してしまいそうになるパフォーマンスと、単純な手法を使い撮影~編集された映像作品で知られる美術作家、泉太郎。東京を拠点に、近年ではアメリカや韓国、タイなど各国の展覧会にも出展し、海外でも注目を浴びる泉太郎が、高さ約6m、総面積約260㎡という、アサヒ・アートスクエアの広い空間をどのように変身させてしまうのか。展覧会期間中も泉太郎が、アサヒ・アートスクエアで公開制作を続けます。アサヒ・アートスクエアが泉太郎の世界に染まる2週間。どうぞお楽しみください。
※期間中、随時公開制作を行いますが、ご来場の際にアーティスト本人が居ない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

2010年1月16日(土)~1月31日(日)休館日:毎週火曜(19日・26日)
※ オープニングレセプション: 1月16日(土)/18:30-20:00
【開場時間】11:00-19:00※本展覧会期間中のみ
【入場料】500円
【会場】アサヒ・アートスクエア4F/5F
 東京都墨田区吾妻橋1-23-1スーパードライホール4F受付
http://www.arts-npo.org/aas/map.htm

関連EVENT:1
「身体とビデオカメラを使ってあそぶワークショップ」
2010年1月16日(土)start-15:00 ※要予約
参加費:入場料のみ(1ドリンク付)
【予約方法】下記をご記入のうえ、FAXまたはE-mailでお申込みください。
1.名前(フリガナ)、 2.E-mailアドレス、3.電話番号
※件名を「泉太郎ワークショップ参加希望」としてください。
お送りいただいた個人情報は目的外利用いたしません。
【申込先】アサヒ・アートスクエア事務局
Fax.03-5608-5319 / E-mail aas-ws@arts-npo.org

関連EVENT:2
「アーティストトーク」
2010年1月23日(土)start-15:00 ※予約不要
参加費:入場料のみ
レジデントアーティスト:泉 太郎
ゲスト:桜井圭介(音楽家/ダンス批評)

~アーティストコメント~
「今日は本格的に霧が出ていて、向こうのほうに眼が届かないね。」…眼が届かない。僕らの体には自ずから届く範囲というものが決まっている。僕の腕だってせいぜい70センチ足らずなのだから、向こうのほうに手が届かないもどかしさはしようがない。
「しかし、視線を投げて、向こうのほうに触れることはできるんじゃないか?」
と、息巻いて言ってみたものの、
「?…眼で触れることなんてできないだろう?思ってるより、眼球ってやわらかいんだぜ。」
隣に座った頑固そうな男に言われて僕は少し落ち込んでしまった。俯いて眠ったふりをして考える。だったら僕はどうやって世界に触れたら良いのだろう…
電車の窓は、隔てられた内側と外側の落差を示すように曇り始めた。
眼に映る向こう側は、うつらうつらとしはじめる直前に似て、まさに眠気を誘う。指で窓をなぞった跡から、向こう側を伺う。今この映像は僕しか見ていないんだと思うと、子供のように車窓にかぶりつくのも許してほしい。僕の視線は窓で遮られることもなく、向こう側の世界に触れている。今度は口に出して言葉にしない。隣の石頭に即座に否定されるのがオチだ。
鞄の中からビデオカメラを取り出してのぞいてみる。
僕が眼で触れた世界を、明日あの子に見せるために撮影ボタンを押した。

泉 太郎

主催:アサヒ・アートスクエア
協賛:アサヒビール株式会社
協力:horomiyoshii

レビュー(0)


コメント(0)


関連骰子の眼

月別イベント