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終了THE FACTORY4 -making…The Eternal Symphony-

  • 日程
    2016年01月16日 ~ 2016年02月07日

  • 時間
    10:00

  • 会場
    象の鼻テラス

THE FACTORYは、年に一度、象の鼻テラスをスローレーベル工場にする活動です。今回は、市民参加型のパフォーマンスプロジェクト「SLOW MOVEMENT–The Eternal Symphony-」の舞台裏を再現し、訪れた方々に小道具や衣装などの制作にご参加いただきます。笑いあり、涙あり!? 個性豊かなパフォーマーたちのドラマがたくさん詰まった裏舞台の様子を、内側からどうぞお楽しみください!

■パフォーマンス制作
担当:金井ケイスケ(サーカスアーティスト)他
詩人・三角みづ紀が本プロジェクトのために書き下ろした一遍の詩「The Eternal Symphony」を、金井ケイスケを中心に、一般公募で選ばれた18名の市民パフォーマーとプロのクリエーターがワークショップを重ねながらつくる様子をご覧いただけます。
※平日は、主にアカンパニスト(障がいのあるアーティストの伴奏者)のみの参加を予定しています。

■ 美術・小道具制作
担当:井上唯(アーティスト)
風や光を集める『twinkle catcher』をつくって作品の一部になりませんか?手にした人が〈多様性と調和〉のメッセージと共に、街中に広がっていくことを願ってデザインしました。持ち帰ってお部屋のオーナメントとしても使用できます。
※持ち帰り費用は、1500円(材料費として)

■衣装制作
担当:武田久美子(コスチュームデザイナー)
手織り機で衣装の一部をつくることができます。また、あらゆる身体的特徴の人を1サイズでカバーする超伸縮ニット技術を用いた不思議な衣装を試着してパフォーマー気分を体験できます。
※手織りでの作業は、予定量に達し次第終了となります。

栗栖良依 くりすよしえ (クリエイティブディレクター、特定非営利活動法人スローレーベル 理事長)
1977年東京都生まれ。7歳より創作ダンスを始める。高校生の時にリレハンメルオリンピックの開会式に感銘を受け、卒業後は東京造形大学に進学。在学中から大手イベント会社に所属し、スポーツの国際大会や各種文化イベントで運営や舞台制作の実務を学び、長野五輪では選手村内の式典交流班として運営に携わる。2006~07年、イタリアのドムスアカデミーに留学、ビジネスデザイン修士号取得。帰国後、東京とミラノを拠点に世界各地を旅しながら、各分野の専門家や地域を繋げ、商品やイベント、市民参加型エンターテイメント作品のプロデュースを手掛ける。10年、骨肉腫を発病し右下肢機能全廃。翌年、右脚に障害を抱えながら社会復帰を果たし、国内外で活躍するアーティストと障害者を繋げた市民参加型ものづくり「スローレーベル」を設立。14年「ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2014」総合ディレクターを務め、日本のコ・クリエイションアワード ベストケーススタディ賞受賞(インフォバーン、電通)

主な市民参加型エンターテイメント作品:
『しゃったぁず・4』(新潟県、越後妻有アートトリエンナーレ公式作品、2009)
『神山農響楽団』(徳島県、神山アーティストインレジデンス特別招聘作品、2011)
『ゆだまん』(愛媛県、道後オンセナート公式作品、2013/2014)


■PICK UP!!

■SPECIAL WORKSHOP
1月16日(土)、17日(日)
ロンドン・パラリンピック開会式共同ディレクターのジェニー・シーレイが、横浜公演に出演する多様な市民パフォーマーたちの魅力を引き出す、2日間のワークショップを実地します。
ジェニー・シーレイ(演出家/GRAEAE THEATRE COMPANY 芸術監督)
障害のあるプロの俳優やスタッフによる劇団にて、手話と音声描写を効果的に取り入れた革新的な作品を創作、英国やヨーロッパで高い評価を得ている。英国の舞台芸術セクターのアクセシビリティ向上に大きく寄与し、09年大英帝国勲章MBEを受勲。12年のロンドンの五輪関連文化プログラム「Unlimited」アーティスティック・アドバイザー。

■AFTER TALK 2月6日(土)16:00~17;30 先着30名様(予約優先)
障害のあるパフォーマーを迎えて取り組んだ技術開発やアクセシビリティ対策など、約1年間に渡る活動の成果と課題を、英国で障害のあるパフォーマーの発掘と育成に力を注ぐ、柴田氏を交えて話し合います。
※期間中、英国での活動を記録した映像を展示。

柴田翔(STOPGAP DANCE COMPANY プロデューサー)
95年に渡英し、05年London School of Economics卒業。Arts Council England東南局長の秘書を務めた後、08年Stopgap Dance Companyのプロデューサーに就任。障害の有/無のプロダンサーが出演する世界的レベルの作品とその海外ツアーを多く手掛ける他、インクルーシブなダンサー育成プログラムでも高い評価を得ている。
DEVELOPED TECHNOLOGY
楽器をデザインするヤマハと、乗り物をデザインするヤマハ発動機と共同開発した、音を奏でる車椅子「&Y(アンディ)01」。メディアアーティストの望月茂徳がデザインした音と動きが連動するインタラクティブメディアを装着して駆け巡り、パフォーマンスを盛り上げます。

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SLOW MOVEMENT –The Eternal Symphony 1st mov.- 横浜公演
2016年02月06日 ~ 2016年02月07日

身体の多様性から生まれる生命の交響曲
詩人・三角みづ紀が本プロジェクトのために書き下ろした一編の詩「The Eternal Symphony」を、サーカスアーティスト・金井ケイスケを中心に、一般公募で選ばれた年齢、性別、職業、障害の有無を越えた多様なパフォーマー15名がワークショップを重ねて参加型のパフォーマンス作品に仕上げます。見る見られるの境界を超えて、人の動きや気配が共鳴し自然の光と音が紡がれる。楽譜の迷宮に迷い込んだような身体と五感を使って楽しむ交響曲。 人間の身体と先端技術の融合によって描かれるオーガニックな世界が、東京2020オリンピック・パラリンピック以降の人と生命と世界のあり方を人々に問う作品です。
スロームーブメントとは?
年齢、性別、国籍、障害の有無などを越えて集結した人々が、街中でパフォーマンスを繰り広げることで<多様性と調和>のメッセージを広めていくプロジェクトの第一弾。サーカスやダンスなどの身体表現を取り入れ、様々な分野のクリエイターと市民がワークショップを重ねながらあらゆる人が共に楽しむ事ができる参加型パフォーマンスをつくりあげる活動です。


■参加アーティスト
三角みづ紀 みすみ・みづき (詩人 / 詩制作)
20歳の冬より1年半あまりの奄美大島での病気療養中に、現代詩手帖に投稿をはじめ、22歳で第42回現代詩手帖賞を受賞。第1詩集「オウバアキル」で第10回中原中也賞、第2詩集「カナシヤル」で第18回歴程新鋭賞、06年度南日本文学賞を受賞。 執筆の他、朗読活動も精力的に行い、スロヴェニア国際詩祭やリトアニア国際詩祭に招致される。近時の主な活動は坂本美雨らに歌詞を提供、第55回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館におけるプロジェクト『a poem written by 5 poets at once』に参加。『連詩 悪母島の魔術師』にて第51回藤村記念歴程賞を受賞。14年第5詩集「隣人のいない部屋」で第22回萩原朔太郎賞を最年少受賞。あらゆる表現を現代詩として発信している。

西岡弘治 にしおか・こうじ (アーティスト / タイトルバック描画制作)
1970年生まれ、大阪在住。アトリエコーナス所属。幼少の頃から文字という記号的なものに興味があり、広告の裏や学習帳に書き連ねる。2004年後半から作品制作をスタートし、2008年に「かんでんコラボ・アート21」で最優秀賞を受賞。2010年からは大阪で個展やグループ展を開催。2006年より「SONATINE」の楽譜の模写をはじめる。以来200点あまりの楽譜作品を生み出し、国内外で大きな評価を得ている。2012年7月には、その内6点がフランスのabcdコレクションに入る。

金井ケイスケ かない・けいすけ (サーカスアーティスト / パフォーミングディレクター)
中学在学中に新宿で大道芸を始める。97年文化庁国内研修員として能を学んだ後、99年文化庁海外派遣研修員として、日本人で初めてフランス国立サーカス大(CNAC)へ留学。卒業後フィリップ・デュクフレ演出のサーカス『CYRK13』で2年間のヨーロッパツアー。その後、フランス現代サーカスカンパニー「OKIHAIKUDAN」をセバスチャン・ドルトと立ち上げ、ヨーロッパ7カ国を巡演し、リバイバル公演など150公演以上。フランス外務省派遣カンパニーとして、中東、アフリカ25カ国で公演、劇場文化の無い都市、紛争地域で人種や宗教を超えたワークショップや発表を行う。2009年帰国。パフォーマンスグループ「くるくるシルクDX」参加。札幌芸術の森、越後妻有アートトリエンナーレ、横浜Bankart、茨城・アーカス他、国内外のフェスティバルに出演。

森田かずよ もりた・かずよ (義足の女優・ダンサー / 特別出演)
二分脊椎症・先天性奇形・側湾症を持って生まれる。高校生の時に観たミュージカルがきっかけで、18歳より芝居を始める。「Performance For All People.CONVEY」主宰。第7回OMSプロデュース公演『深流波〜シンリュウハ〜』(2002年)/循環プロジェクト『≒2(にあいこーるのじじょう)』 (2008年)奈良障害者芸術祭HAPPY SPOT 奈良 「鹿の劇場 〜からだの発見〜 」 ソロダンス「アルクアシタ」(2012年)/ニットキャップシアター第33回公演『小年王マヨワ』(2013年)/ヨコハマ・パラトリエンナーレ(2014年)/ファウストの恋人(2015年)他多数。第11回北九州&アジア全国洋舞コンクール バリアフリー部門チャレンジャー賞、DANCE COMLEX vol11 芸術創造館・館長賞受賞。

井上唯 いのうえ・ゆい (アーティスト / 美術)
愛知教育大学 教育学部 造形文化コース 織専攻卒業。金沢美術工芸大学大学院 美術工芸研究科 染織コース修了。"織" から始まった興味が、次第に空間へと広がり、特定の場に対してモノをつくることにおもしろさを感じるようになる。また移動生活を楽しむ一方で、ひとつの土地に根差してしかできないことがあることに気づき、湖と山と川に惹かれ滋賀県に移り住む。生活のなかでやりたいことと、制作とが繋がってくるとおもしろいなと思っている。「公募京都芸術センター2009 井上唯 『虚空に浮かぶ月』/clipper 『アウトライン−電車編』粟島アーティスト・イン・レジデンス( 粟島AIR ) 2010 / Autumn】 【神山アーティスト・イン・レジデンス( 神山AIR ) 2011】 「六甲・ミーツ・アート2013 芸術散歩」 六甲オルゴールミュージアム (兵庫)他。第37回毎日DAS学生デザインコンペ・金の卵賞、ておりや30周年記念公募展・大賞他。

武田久美子 たけだ・くみこ(コスチュームデザイナー / 衣装)
多摩美術大学テキスタイルデザイン学科にて、染色技法の他、シルクスクリーンプリント技法を専門に学ぶ。在学中、有志でファッションショーを催した際の衣装が演劇関係者の目にとまり、それがきっかけとなりコスチュームデザイナーの道へ。テキスタイルの技術を生かしながらの舞台衣装デザインに興味を持ち、卒業後にロンドンへ渡英。London College of Fashionの衣装デザイン学科で、デザインを始め、服飾のパターン、製法、服飾・舞台史など学ぶ。引き続き同校の大学院にて、より専門的、技術的に、ステージ上での衣装の役割や効果を模索するようになる。大学院卒業後、マルチアーティストのLucy Ortaのアシスタントや、舞台デザイナーのDick Bird、ファッションデザイナーのWalid Al Damirji と共に制作活動をする他、現在までにグローブシアター、バービカンシアター、ノッティングヒルカーニバルなど、演劇、ダンス、その他様々なパフォーマンスの衣装デザイン、制作をしている。2012年からは拠点を日本に移し、広告や雑誌、CM、モダンバレエの衣装など活動の場所を広げている。

坂東美佳 ばんどう・みか(ミュージシャン / 音楽)
愛知県にて、音楽家の両親のもとに生まれる。東京芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。 2003年渡米し、他分野への強い興味のもと、Berklee音楽院シンセサイズ科ボーカル専攻入学。歌う ことを学びながら、クラシックにルーツを持つ電子音楽に目覚め、作曲を始める。在学中に作品が認めら れ、Roland賞を受賞。卒業後も、演奏活動を続ける傍ら、映像とのコラボレーションや、池田綾子、クレ モンティーヌ、TATOOらへの英詞提供などを行う。2008年NYへ移住。NYファッションウィークに携 わり、アシスタントディレクションや、音楽を担当する。 2010年帰国。現在、演奏活動を行う傍ら、写真とのインスタレーションやweb、ゲームなどへの楽曲 提供、歌詞提供(英詞)を行っている。クリスタルな歌心のあるピアノと、倍音を持つ柔かな歌声で、ク ラシックとエレクトロニックを行き交う独特な世界観を表現している。2012年、kogoe projectを立 ち上げ、新しいコラボレーションを展開する。

望月茂徳 もちづき・しげのり(メディアアーティスト・立命館大学映像学部准教授 / インタラクティブメディア)
ヒューマンインターフェイルやインタラクティブ映像技術に「うきうき」「わくわく」「ちょっとヘン」のスパイスを加えて、身の回りの「ふつう」を「あそび」や「はっけん」に帰るようなメディアアート/インタラクティブメディアを専門分野とする。また、『劇団ティクバ+循環プロジェクト』(KYOTO EXPERIMENT2012)における舞台美術『車椅子DJ』の制作や高齢者施設におけるインタラクティブメディア開発など、デジタルアート/エンターテイメント技術を用いた生存学研究も行っている。筑波大学院システム情報工学研究科単位取得。博士(工学)。独立行政法人情報処理推進機構より「天才プログラマー/スーパークリエータ」認定。

ルフトツーク るふとつーく(テクニカルディレクター / テクニカルディレクション・音響)
映像、照明、音響、企画、プロデュース、運営、総合的なアートディレクション、テクニカルディレクション、システム開発、出版、アーティスト・企業運営団体のためのテクニカルスタッフ・機材のコーディネートを行う。東京とアムステルダムを拠点としたインディペント・レーベルでありクリエイティブ・プロダクション。様々な事象の混沌とした状況に、ある傾向を発生させ、常に最適な状況を導きだし、物事のうねりとなる存在でありたいと考える。風通しのよい新しいアイデアを常に発展させ、対象となる人や物事との関係性、意識の共振を大切に、プロデュース、企画、クリエイティブに取組、人々が経験する感覚を軸にクリエイティブな指針を展開し、身体的な経験と共に曖昧なメディアの媒介として、様々なプロジェクトに参加している。

池田美都 いけだ・みと(映像作家 / 記録映像)
1977年生まれ。多摩美術大学芸術学部卒業後、撮影監督のアシスタントを経て、2010年独立。以降、MVやCFのカメラマンとして活動しながら、自らが撮影・編集・監督をおこなう映像作品も手がける。物語のあるドキュメンタリーをテーマに、音楽、芝居、多彩なアーティストとコラボレートしながらの映像づくりを目指す。主な作品「ひとひろはん」(〜SLOW LABEL、うみとそらのものづくり展2014にて上映)「日光写真のできるまで」(アーティスト木村崇人SMART ILLUMINATION 横浜2014にて上映)「にちへんに」(板橋区築35年のマンションの交流ドキュメンタリー2014三井不動産サスティナブルコミュニティ研究会イベントで上映)「浄霊師 神島千尋 いま見えている世界がすべてではないのです」(2015大阪と東京にて上映)

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