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終了笹岡啓子写真展 「SHORELINE」

本展では、茨城県の鹿島灘沿岸部と鳥取県の鳥取砂丘を撮影した新作が発表されます。

  • 日程
    2016年11月29日 ~ 2016年12月25日

  • 時間
    12:00

  • 会場
    新宿2-16-11-401

本展では、茨城県の鹿島灘沿岸部と鳥取県の鳥取砂丘を撮影した新作が発表されます。大洗岬から犬吠埼に広がる鹿島灘の海岸線は砂浜が続き、黒潮と親潮の潮目による荒波が飽くことなく寄せては返します。鳥取砂丘は中国山地から河川によって日本海へ流れ込んだ砂が、ふたたび海岸へ吹き上げられることで形成された海岸砂丘です。いずれもその地理的条件のもとで、風と波とが繰り返し寄せながら、時を重ね変化を続けている海岸線です。
2011 年の東日本大震災以降、笹岡啓子は大きな災害から個々の復興へと向かう現在進行形の場所に、撮ることで向き合ってきました。一方で、活動の最初期からのテーマである海岸線や火山など、地勢や地表が刻むその土地の過去や経過にも関心を寄せてきました。「SHORELINE」は、時制を超えた「地続きの海」を現在の地形から辿り、連ねていく試みでもあるのです。
【展示内容/インクジェットプリント 10 点 撮影地/鹿島灘、鳥取砂丘】

会場/photographers’ gallery、KULA PHOTO GALLERY
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◎新刊のご案内◎
震災から5年目を迎えた2015年より、笹岡は小冊子シリーズ『SHORELINE』(KULA)の刊行をスタートさせています。2014年以降の三陸、福島の被災地域のほか、日本各地の海岸線や海の記憶をもつさまざまな地域を交え、現在まで24号が刊行されています。[既刊詳細は、 http://pg-web.net/product-tag/shoreline/ をご参照下さい。]
笹岡啓子『SHORELINE』 B5判変型/8+1頁/カラー 発行:KULA 定価:300円(税込)
【11月29日発売予定】 SHORELINE 25: 鹿島灘 26: 鳥取砂丘 27: 陸前高田 28: 南三陸

▼笹岡啓子 SASAOKA Keiko 略歴
1978 年、広島県生まれ。東京造形大学卒業。「SASAOKA Keiko 2001-2007」(タマダプロジェクト・東京、2008 年)、「PARK CITY」(銀座ニコンサロン・東京、2008 年)、「CAPE」(photographers’ gallery・東京、2010年)、「Difference 3.11」(銀座ニコンサロン・東京、2012 年)、「日本の新進作家 vol. 11 この世界とわたしのどこか」(東京都写真美術館、2012年)、「種差 ―よみがえれ 浜の記憶」(青森県立美術館・青森)ほか個展・グループ展多数。2008 年、「VOCA 展2008」奨励賞受賞、2010年、日本写真協会新人賞、2012年、さがみはら写真新人奨励賞受賞、2014年、林忠彦賞受賞。写真集に『PARK CITY』(インスクリプト、2009年)、『EQUIVALENT』(RAT HOLE GALLERY、2010年)、『FISHING』(KULA、2012年)。写真冊子『Remembrance』1-41(KULA、2012〜2013年)。

キーワード:

写真 / 展覧会 / 鳥取砂丘 / 鹿島灘


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