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終了【トークイベント】AIT SLIDE TALK #34 「Can we curate commons? - コモンがつくられるとき」

【12月21日 19:00~】キュレーターのアイゼア・バルセニーラを迎えてのトークイベント「Can we curate commons? - コモンがつくられるとき」

  • 日程
    2016年12月21日

  • 時間
    19:00

  • 会場
    150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403

AITでは、キュレーターのアイゼア・バルセニーラを迎えて、SLIDE TALK #34「Can we curate commons? - コモンがつくられるとき」を開催します。

バルセニーラは、アーティストの表現活動や展覧会などキュレーティングの場において、実践的行為を通じ、「パブリック」や「コモン」という概念がどのように作用しているのか、また、日本各地で見られるまちづくりの動きの中で、これらの関係性に着目しながらリサーチを行っています。

2001年に出版された書籍「Public Places in Asia Pacific Cities」によれば、日本におけるさまざまな場の認識には、場が持つ物理的な性格よりも、行事などを通じて、どのように使用されているのか、に左右されると言います。言い換えれば、パブリックは、とある時間/とある場所で、一時的に現れるものとも考えられます。
バルセニーラは、2012年から14年まで、フランス財団が主導し、ビルバオとパリで行われたプロジェクト"ニュー・パトロン"において、参加者が選択した各テーマ - 都市空間、歴史を記述すること、ジェンダー、地域活性 - などに沿ってプロジェクトを行いました。それらは、2014年から16年までTABAKALERAを会場に、発展的なプロジェクト、"Andrekale"として引き継がれました。これまでの活動と、この滞在での経験を通じて、バルセニーラはいくつかの問いを投げかけます。 - 実践的行為や活動は、コモンという概念に接続可能なのか、そして、さまざまな資源や知識と並んで、どのような社会関係としてとらえられるのか。アートをはじめ多くの文化活動は、パブリック(ネス)が創られる瞬間、どんな役割を果たすことができるのか。

本トークでは、"ニュー・パトロン"や"Andrekale"など、過去に手がけた事例を参照点として紹介しながら、バブリックとコモンが成し得る可能性を探るための導入として、レジデンス・プログラムを通じたバルセニーラの考察を共有します。

[概要]
日時:2016年12月21日(水) 19:00 - 21:00 (18:30 開場)
会場:代官山AITルーム [ MAP ]
参加費:一般1,000円、MAD生・学生・ベースメンバー800円、ハウス/サポートメンバー無料(すべて1ドリンク付き)
通訳:池田哲
主催:NPO法人アーツイニシアティブトウキョウ[AIT/エイト]、TABAKALERA International Center for Contemporary Culture 助成:BASQUE INSTITUTE ETXEPARE, ACCIO´N CULTURAL ESPANA(AC/E), EU JAPAN FEST
平成28年度 文化庁 アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業

[予約お申し込み方法]
otoiawase@a-i-t.net宛てに、タイトルを「AIT SLIDE TALK #34 参加希望」とし、お名前(ふりがな)、ご連絡先電話番号、一般・学生などのご所属を明記したメールをお送りください。(@を半角にしてお使いください)

[スピーカー:アイゼア・バルセニーラ(キュレーター)]
バルセニーラは、批評家やインディペンデント・キュレーターとして活動するほか、バスク大学で美術史の教鞭をとっている。このレジデンス・プログラムでは、展覧会を通じた実践の場やアーティストらの表現活動において、パブリックとコモン、これらふたつの概念が、どのような影響を及ぼしているかをリサーチし、ジェンダーによる観点から更なる考察を加えることにも興味を持っている。また、町づくりと呼ばれる日本社会の動きに着目し、コモンという考えがどのように結びついているかを探求する。AITとスペイン バスク州サン・セバスティアンにある文化機関 TABAKALERA International Center for Contemporary Cultureが恊働するキュレーター交換レジデンス・プログラムにて、12月31日まで日本に滞在しています。

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