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11月

03

終了島薗進「悲しみを分かちあう―近代日本人と「うた」」

日本人が愛してきた童謡や唱歌、歌謡と宗教意識の関係性を紐解きます!

  • 日程
    2017年11月03日

  • 時間
    14:00

  • 会場
    東京自由大学

特別講座
「悲しみを分かちあう―近代日本人と「うた」」

日時:2017年11月3日(金・祝)14:00~16:30(開場13:30)
講師:島薗進(宗教学者・上智大学グリーフケア研究所所長)
演奏&コメンテーター:佐藤壮広(宗教人類学者・シンガーソングライター)

受講料:一般:2500円  会員:2000円
    学生:1000円 学生会員:500円
    (当日会場にてお支払をお願いします)
会場:自由が丘コンテンツ・ラボ(定員40名) 
詳細・申込:下記の東京自由大学HPより  
https://goo.gl/bZX1Kg

皆が同じ悲しみを分かち合って、ともに涙を流す場が少なくなった。連帯感が薄れている。かつてはどうか。
昭和中期生まれまでは悲しみの歌や望郷の歌を好んで歌った。「七つの子(からすなぜ鳴くの)」などの童謡、「ふるさと」などの唱歌、「戦友(ここはお国を何百里)」などの歌謡曲、これらは国民国家がもっていた共同体意識をよく表している。
1970年代以降、次第にこのような歌を歌いにくくなってきたのではないか。この変化は宗教意識の変化と深い関わりがある。

島薗進 Shimazono Susumu
1948年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。宗教学者。NPO法人東京自由大学学長。東京大学名誉教授・上智大学大学院実践宗教学研究科科長・グリーフケア研究所所長。主な著書に、『現代救済宗教論』『スピリチュアリティの興隆』『国家神道と日本人』『日本仏教の社会倫理』『日本人の死生観を読む:明治武士道から「おくりびと」へ』『つくられた放射線「安全」論:科学が道を踏みはずすとき』『精神世界のゆくえ:宗教・近代・霊性』『命を“つくって”もいいですか』ほか多数。

佐藤壮広 Sato Takehiro
1967年青森県生まれ。立教大学大学文学部キリスト教学科卒業、立教大学大学院博士後期課程満期退学(神学修士)。研究分野は宗教人類学、平和学で、とくにシャーマニズム、宗教とアイデンティティなどの研究領域に取り組む。財団法人国際宗教研究所宗教情報リサーチセンター研究員を経て、現在は大正大学表現学部、明治大学大学院情報コミュニケーション研究科、立教セカンドステージ大学ほか非常勤講師。フィールドワーク、日本文化史、コミュニティと文化などの科目を担当。主な編著書に、『日本史の脱領域』(共著)、『沖縄民俗辞典』(共編著)など。

キーワード:

島薗進 / 佐藤壮広 / 近代 / 日本人 / うた / 宗教


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