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投稿者:waitingroom


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三宅砂織 個展『THE MISSING SHADE 3』

独特のフォトグラム手法で制作をする三宅砂織の新作個展

  • 日程
    2018年01月13日 ~ 2018年02月11日

  • 時間
    12:00

  • 会場
    WAITINGROOM

展覧会タイトル:三宅砂織 個展『THE MISSING SHADE 3』
会期:2018年1月13日(土)~2月11日(日)
オープニングレセプション:1月13日(土)18:00~20:00
営業日:水~土 12:00~19:00 / 日 12:00~18:00
定休日:月・火・祝日
会場:WAITINGROOM(東京)
新住所:〒112-0005 東京都文京区水道2-14-2長島ビル1F
TEL:03-6304-1877
お問い合わせ:info@waitingroom.jp(担当:芦川)

WAITINGROOM(東京)では、2018年1月13日(土)から2月11日(日)まで、三宅砂織の個展『THE MISSING SHADE 3』を開催いたします。当ギャラリーでは初の個展開催となる三宅は、既存の画像をモチーフとした独特のフォトグラムの手法により、イメー ジの物語性や断片性や多層性を浮き彫りにし、見る行為に含まれるまわりの世界との関係性を詩的に描き出しているアーティストです。本展と同時期に国立新美術館で開催される『20thDOMANI:明日展(2018年1月13日~3月4日)』との両展覧会において、ある個人Y氏のアルバムおよび写真のコレクションをモチーフとした 新作群を発表いたします。

作家・三宅砂織について
1975年岐阜県生まれ、2000年に京都市立芸術大学大学院美術研究科を修了。現在は大阪を拠点に活動中。近年の展覧会として、2017年個展『THE MISSING SHADE2』(SAI GALLERY、大阪)、2017年グループ展『アートのなぞなぞ - 高橋コレクション展』(静岡県立美術館 企画展示室、静岡)、『ArtMeets04 田幡浩一/三宅砂織』(アーツ前橋 ギャラリー1、群馬)、2016年グループ展『La métis du renard et du poulpe』(CABANE GEORGINA、フランス)、2015年個展『THE MISSING SHADE』(FUKUGAN GALLERY、大阪)、2012年自主企画展『アブストラと12人の芸術家』(大同倉庫、京都)などが挙げられます。また、2016年『京都府文化奨励賞』、2013年『咲くやこの花賞』美術部門、2010年『VOCA賞』などの受賞や、京都市立芸術大学、モンブランジャパン、高橋コレクションへのパブリックコレクションの収蔵など、幅広く活躍している作家です。東京での個展は、本展が約5年ぶりとなります。

個人的経験と集団的記憶の交差点から見える新たな物語の可能性
三宅砂織が2015年から続けているシリーズ『THE MISSING SHADE』の「SHADE=影」は、絵画の起源と深い関わりがあるといわれていることから名付けられたタイトルです。写真か絵画か、判断を宙吊りするような三宅の作品は、既存の写真をなぞって描かれたネガを感光紙にプリントするという、独特のフォトグラム手法によって制作されています。このアナロジカルなプロセスを経ることで浮かび上がるイメージは、写真的なリアリズムを追求するというよりはむしろ、その向こう側にある多様な読みを可能にさせると三宅は言います。画像を見ることをめぐる経験と感覚の関係性を絵画的な視点から追求してきた『THE MISSING SHADE』シリーズにおいて、ある個人Y氏から譲り受けた写真のコレクションやアルバム、スクラップブックや書籍、記念品などのコレクションがモチーフとなったのが、今回発表される『THE MISSING SHADE 3』の新作群です。

体操選手として1936年にベルリンオリンピックに出場し、その翌年から日中戦争にて従軍生活を送り、その最中に出会った尺八ではわずかしかいない「竹琳軒」の称号が贈られるまでの奏者となり、その後69歳で亡くなるまで体操競技の指導者として、尺八の奏者として、海外遠征や国際交流を経験したというY氏。氏が遺した写真や品物、つまり氏がかつて見たであろうものらは、徹底してそれ自体を再び「見る」ことの結果として、三宅の作品において有機的に再構築されています。ネガポジ反転を繰り返し、最終的に銀塩の無限のグレーのグラデーションのうちに還元されたイメージは、個人的経験と集団的記憶が行き交う、新たな物語の可能性をもたらしているかのようです。デジタル化とクラウドの普及、SNSのトレンドによって、様々な<イメージ>が氾濫し、肥大化し、もはや一つ一つの物語に価値を見出せなくなっている時代の中でなお、「<イメージ >を見る」という行為と経験に焦点を当てた三宅の作品群は、他者への関心や、移ろいやすさや曖昧さに対する意識、意味の付与に対する感性を、間接的にあるいは逆説的に問い直しているのではないでしょうか。

今回同時開催となる国立新美術館での『20thDOMANI・明日展』では、Y氏が海外派遣された日々にまつわる写真が主なモチーフに、WAITINGROOMでの個展では、体操選手として、そして指導者として、技の研究のために氏が集めていた写真のコレクションから、東欧や旧ソ連の選手、Y氏本人を含む日本の選手の写真などをモチーフとした作品を発表する予定です。両展覧会を通して発表される、三宅砂織の意欲的な新作群を是非ともご高覧ください。

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