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投稿者:YHI


5月

15

終了甦るラインダンス~GHQが撮った宝塚歌劇『春のをどり』(1946)上映会

戦後から1年、再開された宝塚大劇場の舞台がカラー映像で甦ります!

  • 日程
    2010年05月15日

  • 時間
    14:00

  • 会場
    東京ウィメンズプラザ ホール (渋谷区神宮前5-53-67)

往年の宝塚歌劇が、鮮やかに甦る

◆プログラム◆
映画「春のをどり」上映(約60分)

トーク:千秋みつる・千代薫・伏見和子
ゲストスピーカー:初風諄
ナビゲーター:辻則彦・山梨牧子

 1946年(昭和21年)4月22日、戦争のために閉鎖されていた宝塚大劇場が2年2カ月ぶりに再開しました。乙羽信子さん、春日野八千代さん、深緑夏代さんたちが出演した雪組公演『カルメン』と『春のをどり』は終戦を実感し、復興を願う人々を元気づけました。

 この時の華麗な舞台がGHQによって撮影されました。まだ物資が不足していた時代に作られた総天然色の記録映画です。国産初のカラー作品とされる木下恵介監督の『カルメン故郷に帰る』の5年前のこと。米軍の戦略爆撃調査団は原子爆弾が投下された広島、長崎をはじめ日本各地の爆撃地を調査撮影するために約4ヶ月来日し、「日本の文化施設を撮影する」という目的で宝塚も訪れたのです。宝塚大劇場での撮影は1946年(昭和21年)5月6日、7日の2日間にわたり観客を入れずに行われました。 戦前にアメリカの映画界で活躍し、帰国後も山中貞雄監督の『人情紙風船』黒澤明監督の『姿三四郎』など数々の名作を担当した三村明(ハリー三村)が調査団に加わり、鮮やかな映像で『春のをどり』を撮影しています。 

華やかな歌と踊りの中には、当時のスターをはじめ、宝塚音楽舞踊学校(現在の宝塚音楽学校)を卒業したものの、戦争のために宝塚大劇場の舞台に立つ夢がなかなか叶わなかった56人が初舞台でラインダンスを披露する姿もおさめられています。

 今回の上映は、残存のフィルムを約一時間に編集し宝塚歌劇団卒業生の初風諄さんによるナレーションを付けた特別版です。映画上映後には、この公演に出演された生徒さん数名をお招きして当時の想い出を語っていただきます。戦後直後の宝塚歌劇が鮮やかに甦る貴重な上映会です。  

日程 2010年5月15日
時間 13:30開場/14:00開演
料金 1500円 ※要予約

会場:東京ウィメンズプラザ・ホール
住所:東京都渋谷区神宮前5-53-67(東京ウィメンズプラザ地下1階)
アクセス:地下鉄「表参道駅」より徒歩5分、JR/地下鉄「渋谷駅」より徒歩7分
電話番号 :03-5467-2377
会場ホームページ :http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/

予約・お問い合せ
宝塚文化アカデミー
TEL: 080-6209-2554
FAX: 03-3470-2669
E-mail: academy.takarazuka@gmail.com
URL: http://yhi1971.com/TICA/springdance.html
主催:宝塚文化アカデミー

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