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10月

26

終了鉄道芸術祭 vol.9

「都市の身体ー外から眺める私たちの身体、遠くから聞こえてくる私の声ー」


小沢裕子(日本/映像) Jompet Kuswidananto(インドネシア/インスタレーション) 武田晋一(日本/彫刻、インスタレーション)

  • 日程
    2019年10月26日

  • 時間
    07:00

  • 会場
    京阪電車なにわ橋駅構内 アートエリアB1

鉄道の創造性に着目した企画展「鉄道芸術祭vol.9」 では、都市と身体の関係性に着目します。近代都市計画の要であった鉄道の普及によって、私たちの日常生活や移動環境は大きく向上した一方で、時間厳守やマナーといった行動規範の規定・規制ともなりました。鉄道は、都市の骨格形成とともに、私たちの身体感覚にも深く関与してきたといえるでしょう。
 本展では、国内外の3組のアーティストが、今日の都市の状況と都市生活者のさまざまなふるまい、それを生み出す身体を独自の視点で捉え直し、作品を創作します。
 インドネシア出身のジョンペット・クスウィダナントは、自国の複雑な成り立ちと歴史文化や現代社会への洞察をもとに、群衆と個、姿なき声やメッセージなどに関するインスタレーションを発表。小沢裕子は、大阪の在留外国人が多く住むエリアや、文楽・浪曲といった語りにまつわるリサーチをもとに、日本人と外国人双方の言葉によるコミュニケーションのあり方などについて考察した新作映像作品を発表します。 武田晋一は、鉄道の近代化と同時に派生した外来植物(雑草)の存在に着目し、フランス留学を経て移り住んだ奈良・東吉野村と会場がある大阪・中之島の道行、 都市と地方の移動や運搬といった要素をふまえて作品を構成します。
 三者三様の "都市の身体" にまつわる世界の内と外からの考察に基づいた表現を通じて、 姿なき都市の輪郭をイメージし、 他者や自らの声に耳をすませることで、 この国や異国の地、 都市部や地方を行き交う人間の身体知について感じ、 考える機会となれば幸いです。

会期2019年10月26日 (土)─12月29日 (日)12:00-19:00
※月曜休館(祝日の場合は翌日)
※12月14日(土)─25日(水)は21時まで開館
※12/22(日)14:30-17:00はクロージングイベント開催のため展示はご覧いただけません

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