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終了『能楽体験ツアー講座』 講師:観世銕之丞

8月より 『能楽体験ツアー講座』 開講! 主催:東京バビロン

  • 日程
    2008年09月10日 ~ 2008年09月22日

  • 時間
    19:00

  • 会場
    シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都北区豊島7-26-19)

『能楽体験ツアー講座』

 講師:観世銕之丞(銕仙会 理事長)

日時:2008年8月より月3回(月曜or水曜)

ワークショップ詳細
http://www.h7.dion.ne.jp/~babylon/txt_4.htm

日本には様々な伝統芸能が奇跡的と云えるようなかたちで伝承されてきているのですが、なかでも歌舞伎と能楽とを比較してみると、歌舞伎はその演技術において遠心的なエンターテイメント性を確立させているのに対して、能楽は求心的な演技術において時に怖ろしいまでの内面的ドラマの究極の形を顕現させてくるのは実に対照的で、こんな伝統芸能を日本が持っていることに驚きを禁じえないのですが、この講座では、お能のその前衛的とも云える、自己表現を徹底的に解体し、その時その場にある身体から出発するという一面を持った方法論に、いま触れてみるということは、非常に貴重な経験になるのではないかと思っています。もちろんお能はたいへん懐の深い芸能ですから、どのような捕らえ方をしても構わないのですが、まずは「謡い」の稽古から入っていくのが正しいようです。もちろんすぐに結果がでるような作業ではないので、ゆっくりとしたペースで時間をかけて修練してゆこうというつもりで参加して頂くのがいいのではないかと思っています。
 
劇作や演出の方法論だけで現代劇に取り組んでいくのはある意味簡単です。演劇は劇作から出発するにしろそうでないにしろ、演技論を中軸に展開していかなければならないのではないでしょうか。演技論を立ち上げ展開していくには、少なくとも10年、20年はどうしてもかかるのではないかと思われます。そのような取り組みが今後必ず要請されてくるであろうし、これだけ時代が混迷を深めてくると、それと向かい合うに耐え得る舞台を作るには、それに見合う演技術が必要とされてくるのではないでしょうか。
 
また、将来この場が能楽と現代演劇の共同作業の場になってゆけばと考えているのですが、そのような活気ある講座になることを期待しています。 (阿彌主宰・東京バビロン代表/岡村洋次郎)
 
(能楽界の第一線で活躍している能楽師の講座は、大変貴重な経験となるでしょう。なお、演劇ワークショップとあわせて受講する事も可能です。お能における身体性を掴むには最適のレッスンです。)

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お申込み先:東京バビロン
 
TEL:03-3927-5482 FAX:03-5942-7337
mail:t.babylon@r5.dion.ne.jp
ホームページ http://www.h7.dion.ne.jp/~babylon/
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