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4月

03

終了竹之内淳志JINEN舞踏「羽根の樹」

羽根の樹よ、生命のある限り、魂とカラダの生む、切なる踊りを僕にそして私たちに与え続けよ!

  • 日程
    2011年04月03日

  • 時間
    15:00

  • 会場
    リトルモア地下

日程:4月3日(日) 1回公演
開演:15時 / 受付開場:14時45分(開演の15分前)
※ すでにチラシ等で告知の情報から変更となっております。
どうかご容赦いただけますようお願い申し上げます。
料金:予約2800円 /当日3000円 (当日精算・整理番号付・全席自由)

【クレジット】
舞踏:竹之内 淳志/音楽:長屋和哉、小宮 広子
照明:吉岡靖/音響:池田野歩
宣伝美術:宮川隆/宣伝写真:今井智己
制作:増井めぐみ/協力:吉田光利

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魂は羽を持ち天界を自由に駆け巡る。飛べぬカラダはその彼方への想いを地に語り、深く根を張り、踏みしめ、オドル。
羽根の樹、それは魂を載せる羽を持ち、また、地中深く根降し大地の胎動を聞く。
羽根の樹よ、いのちのある限り、魂とカラダの生む、切なるオドリを与え続けよ。

羽とは何?羽とは魂を乗せる翼。
羽根とはその翼から抜落ちた1本の羽の形、それは一人ひとりの願いや祈りの形。
根とは木の根のことであり生命の根源のこと、僕ら人にとってはこのカラダのこと。

魂は羽を持ち天界を自由に駆け巡る。しかし、このカラダが飛ぶことは出来ない。何故なら、魂は〈羽〉を持つ。カラダは〈根〉を持ち、そして大地と繋がるものだから、、、。飛べぬカラダはその彼方への想いを地に語り、深く根を張り、踏みしめ、オドル。

それでも、人は夢想する、このカラダに羽を着け彼方の空を駆け巡る、、、、。それは誰も今ある自己や世界から離れて真の自由に解き放たれたいと望むからだろうか、、、、、。 例えば、天災や飢餓で打ち捨てられた老人や子ども,地震や戦争で傷つき唯祈る人,自由を叫び弾圧される人々,殺戮と麻薬で狂った兵士,強制移住を強いられた先住民の死の行進,身体や心に障碍を持つ社会から押しやられた人々,異国から売られた愛し捨てられるストリッパーや娼婦や男娼,妄想に病んだ役者や乞食,火炎弾や環境破壊で消え焼かれる生物や森の精霊、そんな社会から黙殺されはじき出された生命達の、羽を着け解き放たれたいという願い、祈りは更に切ないものだろう、、、。

暗部に押しやられたそんな切ない生命達は飛翔出来ぬ震えるカラダで今この時も踊っている。殺され忘れ去られてしまったそんな生命達の魂は羽を着け誰にも気付かれぬまま、今もどこかの空で僕らに向かって歌っている。

僕の魂よ、今この時代のそんな様々な生命の切なる願い、祈りの魂の羽に耳を傾けよう。抜け落ちた一本一本のそんな生命達の羽根を集め一本の願いと祈りの樹を創れ!
樹の根と魂が幾百年という時を経て樹形というオドリを生むように。人のカラダから大地へ見えぬ根を伸ばし、魂が大地と天に対話すると踊りが生まれる。このカラダが魂の切なる想いを追いかけて踊りを生む。僕のカラダよ、見えぬ根を大地にのばし、一本一本の羽根と語り合え!

羽根の樹よ、生命のある限り、魂とカラダの生む、切なる踊りを僕にそして私たちに与え続けよ!

竹之内 淳志   

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