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8月

24

終了スーパー・ワールド・オン・ペーパー 古久保憲満と松本寛庸

90年代生まれの気鋭の作家 古久保憲満と松本寛庸の二人展。障害の有無を超えたボーダレスな表現をキュレーションしてきたNO-MAの秋の企画展です。

  • 日程
    2012年08月24日

  • 時間
    11:00

  • 会場
    滋賀県近江八幡市永原町上16

『スーパー・ワールド・オン・ペーパー 古久保憲満と松本寛庸』

2012年8月24日(金)~11月11日(日)
会場:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
会期:2012年8月24日(金)~11月11日(日)
開催時間:11:00~17:00
休館日:月曜日休館(ただし、祝祭日の場合、翌日休館)
入館料:一般300円(250円)、高大生250円(200円)、中学生以下・障害のある方と付添者1名 無料 ※( )内は20名以上の団体料金

※11月10日(土)、11日(日)は「関西文化の日」のため、無料開館いたします。

夢想した世界を紙の上に描く。誰もが一度は試みたことがあるだろうし、美術史の中でも長い歴史を持つ営みだ。その可能性を、このふたりはさりげなく追求している。地図が好きな松本にとっては方向と正確さがとても大事。小さなモチーフを反復させながら、絶妙に余白を織り込みながら、繊細な色彩で画面を埋め尽くしていく。一方、鮮やかな発色を好む古久保は、その色彩に負けないくらいの大胆な世界を展開する。四方から建物や道路を描いていくのだ。でもその世界に不思議と違和感はない。人の姿はほとんど見えないのに躍動感が生まれている。どちらも90年代生まれ。対照的なふたりの「スーパー・ワールド・オン・ペーパー」をぜひご覧あれ。

本展監修 保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)

古久保憲満   1995年生まれ/滋賀県在住

全方位から描かれ、今にも街の喧噪が聞こえてきそうなほど活気とエネルギーが充満する街の絵。古久保の創作は小学校に通い始めた頃より始まる。彼は世界の都市や建築物、宇宙、車、飛行機、船などといった彼が関心を寄せるものを社会の情勢や出来事、歴史と組み合わせながら、実にユーモラスに社会の断面を切り取り、独自の世界観や社会観を紙に描き込んでゆく。紙面には新しい街(社会)が創造され、その壮大な都市の物語は年を重ねる毎に紙面の上で広がり続けている。

松本寛庸   1991年生まれ/熊本県在住

紙面に広がる極微の世界。松本の作品は精密にそして色鮮やかに描かれた極小のカタチたちが集まり形成されている。彼は宇宙や生物、歴史、乗り物、記憶など自らが興味を持った対象を彼独特のイメージに転換させ描いていく。一度、彼のファインダーを通すとどの対象物も単純な形と色彩に置き換わり、新しい形象となって構成される。また彼独自の物語となり紙面で展開される。彼は2歳頃から自宅で絵を描き始め、緻密さを増しながら魅惑的な極微の世界を増殖させている。

主催:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA、社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団
後援 (予定):滋賀県、滋賀県教育委員会、近江八幡市、近江八幡市教育委員会
特別協力:社会福祉法人 愛成会、特定非営利活動法人 はれたりくもったり
協力:滋賀県立八日市養護学校、学校法人 近江兄弟社学校、アトリエひこうきぐも、DIG’S、近江八幡観光物産協会、NPO法人 しみんふくし滋賀、八幡酒蔵工房

監修:保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)

アシスタントディレクター:小林瑞恵(社会福祉法人 愛成会)

↓イベント詳細・関連イベントなどについては↓
http://www.no-ma.jp/exhibition/dt_51.html

お問い合わせ
ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
滋賀県近江八幡市永原町上16
TEL/FAX: 0748-36-5018
Email: http://www.no-ma.jp/form/

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