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2011-11-09 17:16


『10万年後〜』のフィンランド 新型原子炉公開

『100,000年後の安全』ではフィンランドの高レベル廃棄物の処理場が描かれているが、フィンランドは決して脱原発国ではなく、原発推進国。現在4基の原子炉が稼働していて、建設中の5基目はフランス、アレバ社の最新型原発。福島級の事故が起きても安全だというが、怖いのは自然災害より人間のミスからくる事故。なおフィンランドは、6基目の原発を作る事を先月国会で承認した。

NHKニュースより
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フランスの原子力企業アレバは、北欧フィンランドで建設している世界最大級の新型原子炉の建設現場を公開し、深刻な事故が起きても東京電力福島第一原発のように放射性物質が漏れ出すことはないと、その安全性をアピールしました。
この新型原子炉は、アレバが中心となって開発した「ヨーロッパ加圧水型原子炉」で2005年からフィンランド南西部のオルキルオトで建設が進められています。アレバは、その建設現場を、8日、NHKなどに公開しました。現場では、出力が160万キロワットと世界最大級の原子炉やタービンなど主要な構造物が、すでに設置され、原子炉建屋も完成していました。この原子炉は、航空機が墜落しても原子炉が守られるよう原子炉建屋が二重構造になっています。また、独立した4つの緊急冷却装置があり、アレバの担当者は「福島第一原発のような深刻な事故が起きても放射性物質が外部に漏れ出すことはない」と述べて安全性をアピールしていました。ただ、この原子炉は、安全性の問題が明らかになるなどして運転開始の時期が5年も遅れ、2014年にずれ込む見通しです。フランス政府とアレバとしては、この原子炉を何としても安全に稼働させることで、中国やインドといった新興国を中心にフランスの原発をさらに売り込んでいきたい考えです。
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仏アレバ 新型の原発を公開
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111109/k10013830341000.html

キーワード:

原発 / 原子炉 / アレバ / フィンランド


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