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2013-06-10 15:44


モンサント 欧州のGM反対運動にギブアップ

モンサント 欧州のGM反対運動にギブアップ

アメリカ・モンサント社がヨーロッパで遺伝子組み換え作物の種子の新規承認のためのロビー活動を行わないことを決めたとドイツの日刊紙、ディー・ターゲスツァイトゥングが報じた。市民による遺伝子組み換え作物に対する強い抗議運動があること、そしてそれにより農家から需要がなくなっていることが理由とされる。消費者の選択が、遺伝子組み換え作物の拡大を止めたことになる。

また先日報道されたアメリカ・オレゴン州でモンサント社遺伝子組み換え小麦が見つかった件で、日本と韓国が一部輸入禁止を決めたことに、各国が追随しているとも報じられている。

しかし、モンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシMON810は現在ドイツでは禁止されているが、反対活動の弱いスペイン、ポルトガルとルーマニアでは販売をし続けるとモンサント社のヨーロッパの広報担当は話しているという。

[写真:BUSINESS INSIDERより]

【BUSINESS INSIDER】
Monsanto Gives Up The Fight For Genetically Modified Plants In Euorope(2013.6.1)
http://www.businessinsider.com/lobbying-and-gmo-giant-monsanto-buckles-in-europe-2013-6

モンサント社をはじめとする多国籍アグリバイオ企業による遺伝子組み換え作物と核エネルギーの関係、そして未来に安全な食べものを作っていくために尽力する人たちの姿を描くドキュメンタリー『世界が食べられなくなる日』が現在、渋谷アップリンクで公開中。

■『世界が食べられなくなる日』公式HP
http://www.uplink.co.jp/sekatabe/

▼『世界が食べられなくなる日』予告編


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