カンヌパルムはジェイラン監督『Winter Sleep』

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2014-05-25 02:55

ジェーン・カンピオン監督が審査委員長を務め、2014年5月14日から25日まで開催されていた第67回カンヌ国際映画祭が閉幕、パルムドールにトルコのヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の『Winter Sleep』が輝いた。史上最年少でのパルム獲得が注目されてた『Mommy』のグザヴィエ・ドラン監督は、『Goodbye To Language』のジャン＝リュック・ゴダール監督とともに審査員賞を受賞した。ドラン監督は授賞式の壇上で「『ピアノ・レッスン』を観て僕の人生が変わった」と審査委員長のジェーン・カンピオン監督に感謝の言葉を送った。

現在25歳のグザヴィエ・ドラン監督は、昨年日本でも公開された『わたしはロランス』『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』3作をいずれもカンヌに出品、今作『Mommy』で初のコンペティション出品を果たし受賞となった。また、4作目となる『トム・アット・ザ・ファーム』が今秋日本公開が決定している。

河瀬直美監督の『2つ目の窓』、併催の監督週間に出品されていた高畑勲監督作『かぐや姫の物語』は受賞を逃した。また学生映画を対象にしたシネフォンダシオン部門で平柳敦子監督『Oh Lucy!』が2位に選ばれた。

その他の受賞結果は以下の通り。

【パルムドール】
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督『Winter Sleep』

【グランプリ】
アリーチェ・ロルヴァケル監督『Le Meraviglie (The Wonders)』

【監督賞】
ベネット・ミラー監督『Foxcatcher』

【脚本賞】
オレグ・ネーギン［アンドレイ・ズビャギンツェフ監督『Leviathan』］

【男優賞】
ティモシー・スポール［マイク・リー監督『Mr. Turner』］

【女優賞】
ジュリアン・ムーア［デヴィッド・クローネンバーグ監督『Maps To The Stars』］

【審査員賞】
ジャン＝リュック・ゴダール監督『Goodbye To Language』
グザヴィエ・ドラン監督『Mommy』

【短編部門パルムドール】
Simon Mesa Soto監督『Leidi』

【短編部門特別賞】
Clement Trehin-Lalanne監督『Aissa』
Hallvar Witzo監督『Yes We Love (Ja vi elsker)』