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cinema

2014-07-11 19:55


K.アンガーがH.コリンにUFOとの遭遇を語る

K.アンガーがH.コリンにUFOとの遭遇を語る

アメリカの「インタビュー・マガジン」で『キッズ』『スプリング・ブレイカーズ』のハーモニー・コリン監督(41歳)が、アンダーグラウンド映画の巨匠で、ハリウッドのダークサイドを描いた著作『ハリウッド・バビロン』で知られるケネス・アンガー監督(87歳)に電話インタビューを行った。

長くケネス・アンガーの作品をリスペクトしてきたものの、彼と話したことのなかったハーモニー・コリン監督が、ナッシュビルの自宅からハリウッドに住むアンガーへ電話をかけ、この企画が実現した。

この記事のなかでケネス・アンガーは「世界中で映画が作られるようになった現在、ハリウッドには魅力を感じないものの、多くの友人がいて、最新の技術革新に触れることができる点でまだこの場所は興味深い」と発言。

また、「もし予算の制限がなかったらどんな映画を作りたい夢がありますか?」という質問には、「私は常に予算に自分の夢を適応させてきた。『ラビッツ・ムーン』(1950年)はシネマテーク・フランセーズから、ジャン・コクトーが『美女と野獣』を撮ったのと同じ35ミリ・フィルムを提供してもらって作ったんだ」と、インディペンデント作家としてのポリシーを明かした。

コリン監督の「あなたの映画はどれも美しくドリーミーで別世界に連れていってくれます。物語、映像、音、色彩、どれから最初に浮かぶのですか?」という問いに対し、アンガー監督は「間違いなく映像だ。そしてパターンの流れだね。私はそれを『シネポエム』と呼んでいる。詩のフォームを持った映像なんだ」と答えている。

87歳となる現在も制作活動に励んでいるというアンガー監督、最も新しい作品は古い飛行船のアーカイヴ映像を用いた短編シリーズ『Airships』(2010-2012年)であるとのこと。さらに、インタビューの後半には「UFOを3度観たことがある」と証言。「多くの商業映画ではUFOは円盤型でノイズを発しているものだけれど、サンフランシスコのビーチで私の見たそれはまったく無音だった。大きな楕円の窓があり、様々な色彩と光が明滅していた。彼らが戻ってくるのを待っているけれど、きっと作業を完了し、地球での短い滞在を終えたのだろう」とUFOとの遭遇を述懐している。

■【INTERVIEW MAGAZINE】
KENNETH ANGER By HARMONY KORINE
http://www.interviewmagazine.com/film/kenneth-anger

■DVD『ケネス・アンガー マジック・ランタン・サイクル』
http://www.amazon.co.jp/dp/B006C5Y5YO/webdice-22

[写真:INTERVIEW MAGAZINEよりケネス・アンガー photo by SEBASTIAN KIM(左)、ハーモニー・コリン(右)]

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