第65回ベルリン国際映画祭の受賞結果が2月14日に発表された。ダーレン・アロノフスキー監督が審査員長を務めた今年、最高賞の金熊賞にはイランのジャファール・パナヒ監督による、監督自身がタクシー運転手に扮するドラマ『Taxi』が輝いた。その他、銀熊賞・審査員グランプリは『NO』のパブロ・ラライン監督の『The Club』が受賞。また銀熊賞の脚本賞には、『光、ノスタルジア─祈りの砂漠、願いの宇宙』が10月に日本公開となるチリのパトリシオ・グスマン監督のドキュメンタリー『The Pearl Button』が選ばれた。受賞結果は以下の通り。
【金熊賞】
ジャファール・パナヒ監督『Taxi』
【銀熊賞・審査員グランプリ】
パブロ・ラライン監督『The Club（El Club）』
【銀熊賞・アルフレッド・バウアー賞】
ハイロ・ブスタマンテ監督『Ixcanul Volcano (Ixcanul) 』
【銀熊賞・監督賞】
ラドゥ・ジュデ監督『Aferim!』
マウゴジャタ・シュモフスカ監督『Body』
【銀熊賞・女優賞】
シャーロット・ランプリング（アンドリュー・ヘイ監督作『45 Years』）
【銀熊賞・男優賞】
トム・コートネイ（アンドリュー・ヘイ監督作『45 Years』）
【銀熊賞・脚本賞】
パトリシオ・グスマン監督『The Pearl Button（El Boton de Nacar）』
【銀熊賞・芸術貢献賞】
Sturla Brandth Grovlen（セバスチャン・シッパー監督作『Victoria』撮影）
Evgeniy Privin and Sergey Mikhalchuk（アレクセイ・ゲルマン監督作『Under Electric Clouds（Pod electricheskimi oblakami）』撮影）
【ベルリン国際映画祭公式サイト】
PRIZES OF THE INTERNATIONAL JURY
https://www.berlinale.de/en/das_festival/preise_und_juries/preise_internationale_jury/index.html
