フォスター＋パートナーズ 大英博物館《グレートコート》 1994-2000年 ロンドン、英国 Photo : Nigel Young, Foster+Partners
イギリスの建築家、ノーマン・フォスター率いる国際的建築設計組織「フォスター＋パートナーズ」の日本初となる大規模展覧会が、森美術館の主催により2016年1月1日（金・祝）から六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリーで開催される。
1967年に設立された「フォスター＋パートナーズ」は、世界45カ国で、300のプロジェクトを遂行、日本の国宝建築に相当する英国保護登録建築物最上級グレード1の指定など、輝かしい実績を誇る国際的な建築設計組織。ガーキン（ピクルスにするキュウリ）の愛称でロンドン市民に親しまれている《スイス・リ本社ビル》、東西ドイツ統合の象徴としてベルリン観光のメッカとなった《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》など、それぞれの都市を代表する現代建築史上の名作を生み出している。
フォスター＋パートナーズ 《スイス・リ本社ビル（30 セント・メアリー・アックス）》 1997-2004年 ロンドン 撮影：Nigel Young, Foster + Partners
フォスター＋パートナーズ 《ウィリス・フェイバー・デュマス本社ビル》 1975年 イプスウィッチ、英国 Photo : TimStreet Porter
フォスター＋パートナーズ 《ウィリス・フェイバー・デュマス本社ビル》 1975年 イプスウィッチ、英国 Photo : TimStreet Porter
さらに、現在カリフォルニア州クパティーノで建設が進められ、2016年末完成と言われているアップル社の新本社社屋《アップル・キャンパス2》など、建築のイノベーションともいえるプロジェクトに次々と着手。一貫して、「伝統と未来」、「人間と環境」といった普遍的なテーマを追求し、革新的なアイデアで建築や都市を創り続けている。
今回の展示では、「フォスター＋パートナーズ」を代表する約50のプロジェクトを模型、映像、CG、家具、プロダクト、図面、スケッチなど膨大な資料を通して、その半世紀に及ぶ設計活動を総合的に紹介する。
展覧会会期中、毎週金曜日の19:00より、ノーマン・フォスターの仕事の核心に迫るドキュメンタリー映画『フォスター卿の建築術』が展示室内にて上映される。本作は現在DVDがアップリンクより発売中。
映画『フォスター卿の建築術』より、ノーマン・フォスター ©Valentin Alvarez.
また、ヴィム・ヴェンダース製作総指揮により、ヴィム・ヴェンダース、ロバート・レッドフォードを含む6人の映画監督が思い入れのある建築物の心を描きだすオムニバス・ドキュメンタリー映画『もしも建物が話せたら』が2016年2月20日（土）より渋谷アップリンク他にて劇場公開される。
フォスター＋パートナーズ展：
都市と建築のイノベーション
会期：2016年1月1日（金・祝）～ 2月14日（日）
10:00～22:00 ＊最終入館21:30 ＊会期中無休
会場：六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー（六本木ヒルズ森タワー52階）[地図を表示]
主催：森美術館
後援：ブリティッシュ・カウンシル
企画：森美術館、フォスター＋パートナーズ
公式サイト：
http://www.mori.art.museum/contents/foster_partners/
▼「フォスター＋パートナーズ展：都市と建築のイノベーション」トレイラー
DVD『フォスター卿の建築術』
監督：ノルベルト・ロペス・アマド＆カルロス・カルカス
出演：ノーマン・フォスター、バックミンスター・フラー、リチャード・ロジャース、リチャード・ロング、ボノ、蔡國強、他
010年／イギリス／76分
Amazonでの購入はこちら
http://www.amazon.co.jp/dp/B00GCPELYS/uplink_jp-22/
▼映画『フォスター卿の建築術』予告編
映画『もしも建物が話せたら』
2016年2月20日（土）より渋谷アップリンクほか全国順次公開
監督：ヴィム・ヴェンダース、ミハエル・グラウガー、マイケル・マドセン、ロバート・レッドフォード、マルグレート・オリン、カリム・アイノズ
2014年／ドイツ、デンマーク、ノルウェー、オーストリア、フランス、アメリカ、日本／165分／英語／Color／16:9／DCP
製作・提供：株式会社WOWOW
配給・宣伝：アップリンク
公式サイト：http://www.uplink.co.jp/tatemono/
