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東京都 渋谷区

2017-07-18 17:00


『ゆきゆきて、神軍』公開30年 トーク付上映開催

『ゆきゆきて、神軍』公開30年 トーク付上映開催
映画『ゆきゆきて、神軍』より

天皇の戦争責任に迫る過激なアナーキスト・奥崎謙三を追った原一男監督のドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍』が、公開30年を記念し、茂木健一郎など豪華ゲストを迎えてのトークイベント付上映を8月12日(土)から18日(金)までアップリンク渋谷にて開催する。

『ゆきゆきて、神軍』が封切られたのは1987年8月1日。公開館である渋谷のユーロスペースでは、翌年3月まで26週間の記録的な大ロングランとなり、5万3,000人を動員した。ユーロスペースの興行成績ナンバーワンで、今もなおその記録は破られていない。

己れをたった一人の“神軍平等兵”と名乗る奥崎謙三の奇矯さと、その奥崎を執拗に迫る原一男の過激さが相まって、作品の評判が広がり、単館公開から全国50ヵ所で公開され、現在では当たり前になった「映画館でドキュメンタリー映画を観る」というパイオニア的な作品となった。

映画『ゆきゆきて、神軍』
映画『ゆきゆきて、神軍』より

ベルリン国際映画祭カリガリ映画賞や日本映画監督協会新人賞など、その年の映画賞を独占し、『ボウリング・フォー・コロンバイン』で知られるマイケル・ムーア監督など、世界中の映画人に影響を与えた。しかし、その内容ゆえに、テレビ放映などが厳しいと言われている作品でもある。

今回は、公開から30年を記念して、世間の目も気にせず、我が道を貫いた奥崎謙三が問い続けた戦争責任、権力やタブーに抗って生きていくことを改めて考える上映イベントを開催。 原監督からオファーしたゲストのほか、一般からゲストのリクエストも募り、とことん語りつくす一週間となる。

原一男監督

【原一男監督からのメッセージ】

今年5月、毎日新聞で「『ゆきゆきて、神軍』いま上映できるか 公開30年、原一男監督に聞く」という記事を書いて頂き、これは挑戦状だと受け止めた私(たち)は、なんとかこの夏、上映できないものか?とその可能性を探ってきました。最大の課題は、上映する劇場が見つかるかどうか、でした。
それが見つかったのだ。「ウチでやりますよ」と名乗り上げて頂いた。東京・渋谷のアップリンク!ありがたい!
「神軍」ファン、奥崎謙三ファンは元より、平成という時代の今、戦後民主主義の破壊が迫っていることに危機感を抱いている人たちに呼びかけたいのです。
「神軍」をダシにして、その危機感について、深く考えてみませんか?「神軍」の初上映から30年が経ちます。「神軍」は昭和に発表された作品ですが、昭和から平成へと時代が移ったことで何が変わったのか? 何を失おうとしているか? 私は、作品を発表した時よりも今の方が、奥崎謙三さんが込めたメッセージについて、より深く、色々と考えています。
上映だけでなく、考えるきっかけとしてゲストを招きたいと考えています。60分ほど、じっくりお話して頂きたいのです。
上映期間を1週間頂きましたので、毎日、お一人をお招きします。
実は、この企画を実現したいと考えたときに、ツイートで茂木健一郎さんに、ゲストとしてお出で頂くことに、既にOKを頂いています。
上映まで1ヶ月、ゲストを急いで決めなければなりません。即、出演交渉を始めます。そこで皆さんに提案があります。ゲストの候補をあげてくれませんか?
皆さんの推薦の多い人から交渉をしてみますので。その交渉の模様は、ネットでお知らせしますから。
上映の時間などの情報は追ってお知らせいたします。




映画『ゆきゆきて、神軍』

映画『ゆきゆきて、神軍』公開30年記念上映
2017年8月12日(土)~8月18日(金)
アップリンク渋谷

87年の日本映画界を震撼させた驚愕の作品。天皇の戦争責任に迫る過激なアナーキスト・奥崎謙三を追った衝撃のドキュメンタリー。神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三は、たったひとりの「神軍平等兵」として、”神軍”の旗たなびく車に乗り、今日も日本列島を疾駆する。生き残った元兵士たちの口から戦後36年目にしてはじめて、驚くべき事件の真実と戦争の実態が明かされる……。平和ニッポンを鮮やかに過激に撃ち抜いた原一男渾身の大ヒット・ドキュメンタリー。

監督・撮影:原一男
製作:小林佐智子
録音:栗林豊彦
編集・構成:鍋島惇
1987年/122分/DCP

※上映時間、トークゲストなどの詳細は近日発表
料金:一般1,800円(全席指定)
上映情報詳細
公式サイト
公式Facebook

【トークゲスト募集】
『ゆきゆきて、神軍』上映後トークイベントのゲストをリクエストを募集します。すでに出演交渉をしている方もいらっし ゃいますが、今回はリクエストを募って、ゲスト交渉をしていきます。「この人に語って欲しい!」「あの人は奥崎謙三の生まれ変わりだ!」など、皆さんが話を聞いてみたいゲスト候補を教えて下さい。自薦・他薦は問いません。
<応募方法>
<Twitter の場合>ハッシュタグ「#ゆきゆきてゲスト」と希望ゲスト名を入れてツイート
<Facebook の場合>new「CINEMA 塾」 講座のゲスト募集の告知投稿にコメント欄に希望ゲスト名を記入して投稿してください。

キーワード:

原一男 / ドキュメンタリー


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