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cinema

2018-03-22 18:00


『ガザの美容室』戦火という日常を生きる女性たち

『ガザの美容室』戦火という日常を生きる女性たち
映画『ガザの美容室』より。美容室に集い四方山話に興じていた女性たちが、外の異変に気付いて目線を向けるシーン。

ガザで生まれ育った双子の監督タルザン&アラブ・ナサールによる初の長編で、 第68回カンヌ国際映画祭批評家週間に出品され話題を呼んだ作品『ガザの美容室』が、2018年6月23日(土)より アップリンク渋谷、新宿シネマカリテほか、全国順次公開される。

本作はパレスチナ自治区ガザの小さな美容室を舞台に、 戦争状態という日常をたくましく生きる13人の女性たちを描いた作品。

監督は本作に込めた思いをこう語っている。「メイクをすることやヘアスタイルについて相談することも、レジスタンスになり得るし、それが人を生きることや希望に向けさせるんだ。 戦争中であっても、彼女たちは常に人生を選択している。 僕たちは“虐げられたパレスチナの女性”ではなく、人々の暮らしを、死ではなくて人生を描かなきゃならないんだ」

予告編では平和だった美容室が戦火の中に取り残され混乱していく様と、それに立ち向かおうとする女性たちの姿が映し出される。

▼映画『ガザの美容室』予告編

映画『ガザの美容室』
2018年6月23日(土)より、アップリンク渋谷、
新宿シネマカリテ ほか全国順次公開

Dégradé ガザの美容室

オシャレする。メイクをする。
たわいないおしゃべりを、たわいない毎日を送る。
それが、私たちの抵抗。

パレスチナ自治区、ガザの小さな美容室を舞台に、 戦争状態という日常をたくましく生きる13人の女性たちを描く。

パレスチナ自治区、ガザ。クリスティンが経営する美容院は、女性客でにぎわっている。離婚調停中の主婦、ヒジャブを被った信心深い女性、結婚を控えた若い娘、出産間近の妊婦。皆それぞれ四方山話に興じ、午後の時間を過ごしていた。しかし通りの向こうで銃が発砲され、美容室は戦火の中に取り残される――。

極限状態の中、女性たちは平静を装うも、マニキュアを塗る手が震え、小さな美容室の中で諍いが始まる。すると1人の女性が言う。「私たちが争ったら、外の男たちと同じじゃない」――いつでも戦争をするのは男たちで、オシャレをする、メイクをする。たわいないおしゃべりを、たわいない毎日を送る。それこそが、彼女たちの抵抗なのだ。

第68回カンヌ国際映画祭批評家週間に出品され話題を呼んだ本作は、ガザで生まれ育った双子の監督タルザン&アラブ・ナサールによる初の長編で、戦争状態という日常を生きる女性たちをワンシチュエーションで描き、戦闘に巻き込まれ、監禁状態となった人々の恐怖を追体験する衝撃作である。

監督・脚本:タルザン&アラブ・ナサール
出演:ヒアム・アッバス、マイサ・アブドゥ・エルハディ、マナル・アワド、ダイナ・シバー、ミルナ ・ サカラ、ヴィクトリア ・ バリツカほか
字幕翻訳:松岡葉子
提供:アップリンク、シネ・ゴドー 配給・宣伝:アップリンク
2015年/パレスチナ、フランス、カタール/84分/アラビア語/2.35:1/5.1ch/DCP

映画公式サイト

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