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東京都 渋谷区

2019-05-14 16:00


アニエス・ヴァルダ監督の遺作12月日本公開決定

アニエス・ヴァルダ監督の遺作12月日本公開決定
映画『ヴァルダ・バイ・アニエス』(原題) © cine tamaris 2018

3月29日に90歳で亡くなった、フランス映画界を代表する女性監督アニエス・ヴァルダの遺作『ヴァルダ・バイ・アニエス』(原題)が、12月よりシアター・イメージフォーラム他で全国順次公開されることが決定した。

『ヴァルダ・バイ・アニエス』(原題)は2月のベルリン国際映画祭で特別上映され、ヴァルダ監督本人も登壇、90歳にしてますます創作意欲の衰えぬ、元気な姿を観客の前に見せたばかり。その直後の訃報に世界が悲しみにくれ、マーティン・スコセッシ、マドンナ、ギルレモ・デル・トロ、パティ・スミス、ミランダ・ジュライなど、世界中の映画人、アーティストがこぞって追悼の意を表した

本作は、彼女の半世紀以上に渡る創作活動、長編劇映画デビュー作『ラ・ポワント・クールト』から、世界中の映画賞を席捲し、昨秋日本でも公開され話題となった『顔たち、ところどころ』までを彼女自身が情熱とユーモア溢れる口調で語りつくしながら、貴重な映像とともに綴る集大成的セルフ・ポートレイト。ヴァルダのフィルモグラフィーに触れたことのない観客をも魅了する、愛すべき一人の女性の人生の物語となっているという。

また、日本においては正式劇場公開されていないデビュー作『ラ・ポワント・クールト』('55)そして『ダゲール街の人々』('75)も同時公開。

映画『ラ・ポワント・クールト』 © Agnès VARDA
映画『ラ・ポワント・クールト』 © Agnès VARDA
映画『ダゲール街の人々』 © cine tamaris
映画『ダゲール街の人々』 © cine tamaris

『ラ・ポワント・クールト』は、本日5月14日より開催される第72回カンヌ国際映画祭のメインビジュアルにも使用されている、ヌーヴェルヴァーグ誕生を予見した、と言われる作品。『ダゲール街の人々』は、自身が事務所兼住居を構えるパリ14 区の通りを点描したドキュメンタリーだ。

Cannes Film Festival
当時26歳のアニエス・ヴァルダの『ラ・ポワント・クールト』撮影風景が使用された、第72回カンヌ国際映画祭ポスター



映画『ヴァルダ・バイ・アニエス』(原題)
2019年12月より、シアター・イメージフォーラム他全国順次ロードショー

配給:ザジフィルムズ




映画『顔たち、ところどころ』 c Agnes Varda - JR - Cine-Tamaris - Social Animals 2016.

映画『顔たち、ところどころ』
7月5日DVDリリース

3,800円(税抜)
【特典映像】
・削除シーン
・アニエス・ヴァルダとJRの対談
・アニエス・ヴァルダとJRから日本へのメッセージ
・予告編 ほか

『顔たち、ところどころ』公式サイト

キーワード:

アニエス・ヴァルダ


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