映画『氷上の王、ジョン・カリー』より、『牧神の午後』 © New Black Films Skating Limited 2018 / © 2018 Dogwoof 2018
フィギュアスケートの歴史を変えたと言われる伝説の五輪金メダリストのドキュメンタリー、映画『氷上の王、ジョン・カリー』が5月31日（土）より新宿ピカデリー、東劇、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次ロードショー。公開を記念し、初日の5月31日アップリンク渋谷にて、舞踊評論家・舞踊史家の村山久美子さんが登壇するトークイベントを実施する。
元々バレエダンサーを志していたジョン・カリーは、1976年インスブルックオリンピックで金メダルを獲得後は自らのカンパニーを立ち上げ、トワイラ・サープやピーター・マーティンス、ケネス・マクミランをはじめとした、バレエやモダン・ダンスの振付師たちと作品を世に送り出し、さらにスケートの芸術性を追求していった。
村山さんは本作パンフレットにもカリーの舞踊芸術と後の世代にもたらした功績について寄稿。この日は『牧神の午後』『シェヘラザード』『美しく青きドナウ』『ウィリアム・テル序曲』など、劇中に登場する珠玉のプログラムの魅力と舞踊芸術と後の世代にもたらした功績についてが語られる。
村山久美子さんが氷上のバレエを語る！
日時：2019年5月31日（金）19:45の回上映後
会場：アップリンク吉祥寺（東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目5-1パルコ地下2階）
ゲスト：村山久美子さん（舞踊評論家・舞踊史家）
https://joji.uplink.co.jp/movie/2019/1943
村山 久美子（むらやま・くみこ）
舞踊評論家、舞踊史家。早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専攻博士課程満期終了。ロシアのプーシキン外国語大学、米国のハーバード大学大学院への留学を経て、現在、早稲田大学、東京経済大学、昭和音楽大学、工学院大学非常勤講師。読売新聞の舞踊舞台評を28年担当、日経新聞の舞踊公演情報コラム担当。「ダンスマガジン」（新書館）ほか、各種の雑誌や新聞に舞踊評論を寄稿。著書に『知られざるロシア・バレエ史』（東洋書店）、DVD・解説書シリーズ『華麗なるバレエ』（全10巻／小学館）、『バレエ・ギャラリー』（学習研究社）、『二十世紀の10大バレエダンサー』（東京堂出版）ほか。訳書に『ワガノワのバレエレッスン』（新書館）ほか。
© New Black Films Skating Limited 2018 / © 2018 Dogwoof 2018
映画『氷上の王、ジョン・カリー』
5月31日（金）、新宿ピカデリー、東劇、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
アイススケートを「スポーツ」から「芸術」へと昇華させた、
伝説の五輪フィギュアスケート金メダリスト、その知られざる光と影。
監督：ジェイムス・エルスキン（『パンターニ／海賊と呼ばれたサイクリスト』）
出演：ジョン・カリー、ディック・バトン、ロビン・カズンズ、ジョニー・ウィアー、イアン・ロレッロ
ナレーション：フレディ・フォックス（『パレードへようこそ』『キング・アーサー』）
2018年／イギリス／89分／英語／DCP／16:9
原題：The Ice King
字幕翻訳：牧野琴子
字幕監修・学術協力：町田樹
配給・宣伝：アップリンク
