2009-10-03

シトシト襲来。秋?の夜長に読書なぞ。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

雨ですなぁ。

フラッと立ち寄った本屋でフラッとジャケ買い。

向日葵の咲かない夏。

結局、最後、何が何だかワカンナくなる。
話は2転3転し、主人公も理性と狂気が交錯し、何が現実で何が虚構か?
作家にホンマに振り回されたもうやだ〜

誰かの下馬評にあったように、登場人物みんながカワイソ〜。。。
言い得手妙だと思った。。

この筋で主人公が陽気なギャングの響野みたいだったら、
この作者の次も読みたくなったと思う。
ただ、ミステリーになるのかどうかワカランが。

この作家はこの1作品でオナカいっぱい、ってので言えば、
俺の中で荒木飛呂彦と言えば、JoJoの三部まで、
宮崎作品と言えば、魔女の宅急便だけで、良い、
ってのに似てる。

描かれる情景の中で、何が懐かしく感じんだろ?
って考えた。

パソコンも携帯も出てこない点、
小学校の連絡網が、電話で回ってくる事、
時代の共通かわからんが、夕焼けにひぐらし、
個人的に無条件降伏な描景。

世代の話をする時は、常々、昭和何年に何歳だったか、
ってのんをインクルードさせないと、
単なる30代、なんてくくりじゃ、ほぼ話は噛み合わない。

極端な話、20代をバブルで過ごした人間と、
20代を戦争で過ごした人間に共通の価値観無いやろし。

逆に、同時代を生きてる色んな年齢層には、
共通の話題があったりするじゃない?

小年時代の話、といった時に、サマーウォーズ(まだ見てないけど)と、
向日葵の〜じゃ全く違うワケで。

作家さんと、オレの学年が同じ、ってのも有ると思う。
内省的な記憶もあるものも、
86年頃と言えば、ファミコンがあり、ドラクエが出たぐらい。
夏休みはおかんが仕事に出ると、公園行くか誰かん家でゲームしてるか。
知り合いの電話番号はだいたい覚えてた。
一人だと図書館行ったり市営プール入ったり。

水瓶座で動物占いでオオカミ、っていうのが関係あるかワカンナイけど、
一人で居る事は苦痛じゃ無かったので、
200円貰ってプールの入場料100円に上がった後ジュース飲んで100円。
350ml缶はまだ無かったかな?

また、オヤジが入院してた頃でもあったので、
電車2つ乗り継いで見舞いに行ったり。
結局、小遣い貰うのが楽しみだっただけやけど。
(うちは小遣い月決め制ぢゃなかつた。その都度自己申告制。)

「一度通った道は何となく覚えてる」、っていう特技?のおかげか
だいたい連れて入って貰えばドコでも行けた。
ただ、一人で行った病院はとてつもなく怖かったのだけ覚えてる。

ちょっと冷めてて、一日が長くて、
嬉しい事も悲しい事もあんまし表に出さなくて、
子供だけの秘密みたいなのにワクワクして。

そんな風景が重なった。
リマインドする少年時代と、今、自分が少年時代なそんな感覚。
話の筋のような出来事はそりゃ起こらないけど、
牧歌的?だなって思う中盤辺りから、
例えばカミュの異邦人に出てくる主人公の最後、
牧師に一気呵成に罵倒を浴びかせるのにも似たジェットコースター感覚。

最後は目が点になって終わった。
エピローグでまだ作者に騙されてんのかな?って言う感じ。

おしることかコーンスープジュースの最後、粒がどうしても残ってて、
口を上に向けて底をトントンするような、詰まったすっきりしない感、
(なんだそりゃ。)
もしくは、子供時分、ハンバーグステーキを頼んだら、
ハンバーグとステーキが出てくるとワクワクしてたのに、
ハンバーグだけだった時の残念さと、店員に聞くのがハズカシイ的なリグレット、、、
(フム、もっと遠くなった気が。。。)

まぁ、読了後、オレってどんなんだったっけ?って、
ちょいと考える契機になったのでありました。

今、NHKのニュース見てたら、東京のオリンピック候補地から落ちたねぇ。
2009/10/03,00:32。

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