2010-12-19

刃ノ夜 終了 このエントリーを含むはてなブックマーク 

「血刃了企画 / 刃ノ夜〜第四夜 爆宴〜」終了致しました。
師走の忙しい時期にお越し下さった方々に心よりお礼申し上げます。

主催グループの血刃了初めて拝見したのですが、ギターボーカルのチバ大三さんとドラムの
ホンダリョウさん二人の個性がうまく交わり華があり観ていて引き込まれました。ホンダ
リョウさんのドラムはカラっとして呪術的と言いますか、不思議な音でした。お二方とも
出演者が良い状態でライブへ臨めるよう心を碎いて下さる等主催としての心遣いも細やかで、
見習うべき点も多かったです。

混沌の首は大所帯な上に音や明かりへの注文も細かく、普通のバンドより手間のかかる
グループと思います。開場前からの瞑想もなんだかんだやらせて頂いておりますが、改めて
考えると随分な我が侭かもしれません。そういった面倒があってもお誘い下さる主催者には
本当に感謝致します。悪い意味でライブ慣れせず、その度その度を貴重なライブと受け止め
ねばと肝に命じます。

昨日は石川さんの骨折もありいつもより打撃系を抑え、Erehwon色の強い音になりました。
先ほどライブハウスに録音して頂いた音源を聴きましたが、密議の隠し録りさながらで
恐ろしげでとても良い感じでした。

私は瞑想しつつも俯瞰して全体を観なくてはならない立場でもあるのですが、それはライブ
という他者を意識した(意識していないような構成の場合も、意識的にそうしています)
お披露目的の場では仕方が無いかと思ってもおりました。しかし昨日はそれにとらわれない
のが今自分のするべき事と感じ臨み、結果的に大きく歩を進められました。

正直、自分がどこまで瞑想に埋没して良いのか判断つきかねもしますが少なくとも
「何も得ない」などという不毛を拒否し、あくまでも第一は自分のためである姿勢を通します。
「自分のため」に貪欲に行為する強い個が集まり、集合としての力を発揮するのが混沌の首
であるべきと考えています。エゴイスティックな自己では無く「根源」を求める本来的自己
を指すのは、言わずもがなです。

今年最後のライブを終え一年を振り返ると、大きく動いたと申すか動かされたと申すかいずれ
にしろ激流に呑まれるかの如き年でした。この流れは来年も続きそうですので、果たして
どこに行き着くことやらと今から楽しみです。

ラジュ

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密教系芸術集団【混沌の首】

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