2011-03-30

『四つのいのち』クロスレビュー:サステナブルとは? このエントリーを含むはてなブックマーク 

ある意味現代日本とはかけ離れた世界のお話でした。
今回の大震災で昔の日本に戻れといった議論があるようですが、この映画を観ればそんなこと夢の又夢であることがよくわかります。
銀座中央通りが暗くなっているといってもカラブリアの百倍明るいですから。
最近はエコやサステナブルが流行ってますが、まだ仏作って魂入れずのレベル。
本気でサステナブル目指すならお金はある程度捨てざるを得ない。
そんな覚悟は全くできていない。まだ、金儲けのネタにしか過ぎません。
昔の不便な生活には戻れませんが、本当のサステナブルライフを知ることで、一歩でも近ずくきっかけになればいいと思いました。

そんなことを考えていたら、桜が咲き始めました。
今年は千鳥が淵の桜のライトアップは中止だそうです。
ライトアップなんかしなくたって夜桜見物くらいできる。
元々やりすぎだと思うし、来年以降もライトアップなんか必要ありません。
そうしたら石原慎太郎が“花見禁止令”を出したなんてニュースが飛び込んできました。
上野恩賜公園では、すでに「うえの桜まつり」の中止を発表。
園内の至るところに宴会の自粛を呼び掛ける看板を設置しているそうです。
別に飲んだくれなくてもいいけど、人間界の喧騒を他所に今年も粛々と開花する桜でも眺めて自らの儚さ無力さを思い知る良い機会なのにもったいない。
このまま経済発展をサステナブルに続けるのは無理。
夜桜を見物し、あわせて「四つのいのち」も見て、行き過ぎの人間生活を見直すといいと痛切に感じました。

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