2008-04-10

究極の多様性は個人単位 このエントリーを含むはてなブックマーク 

先日取材を受けた記事がアップされました
「アップリンクの事業戦略」となんだかビジネスっぽい視点の取材に仕上がっています。

メディアサボール
http://mediasabor.jp/2008/04/post_359.html

多様性ということを最終的に押し進めると一人一人の個人の違いという単位になります。

そうすると首都圏では2000万の多様性ということになります。
多様性を標榜するアプリンクとしても
映画館は一人の入場者だけが満足しても成り立ちません。

映画のビジネスとしては5000人位の同じような問題意識を持っている人。
5000人位の同じような美意識を持っている人。
5000人位の同じような価値観を持っている人と、
アップリンクの配給する映画を共有できると持続可能な会社になれるのですが。
(映画を観てつまらないと思う人もいるので、分母は1万人位必要かも)

インタビューだとかっこ良くテキスト化されていますが、別の大きな一つの価値観に属する人が多いのか、なかなか世界を均質化する力との闘いは大変です。

webDICEの会員数がやっと500人を超えました。

皆さんの意見をききつつ、5月にはより使いやすい形のβ版リニューアルを予定しています。
今後も応援をよろしくお願いします。
(浅井隆)

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webDICCE


コメント(2)


  • Reiko.A/東 玲子 2008-04-12 22:38

    そうです、「他人はすべて異文化である」と、
    かつてNHKの『ビジネス英会話』で、杉田敏先生もおっしゃっていました。
    究極の異文化は、自分以外のすべての個人です。
    異文化に対する最低限の尊重は、たとえその相手になじめなくても、人間社会では必要とされるものです。
    でも、そのひとつひとつの個性である個人個人を、結局はある程度の共通項の下に束ねないと、
    ビジネス、もしくはある文化の形成は、成り立たないのですね。

    それと、世界を均質化する力との戦いの差は?
    たくさんのマイノリティー文化が乱立すればいいのでしょうか?

    ごめんね~、インタビューの方読まないでこれ書いちゃった!
    ところで、この版画のような鉄人みたいなものはなんでしょうか?

  • webDICE 編集長 2008-04-18 13:59

    世界が多様性に満ち満ちていれば、均質化する力と闘う必要はありません。
    しかし、現在はそのような楽観的な状況ではないので闘い続けるしかありません。

    基本はたくさんのマイノリティ文化が乱立すればいいと思います。
    様々な個人が、勝手に面白い事をやり続ければいいと思います。

    そして、それらをまとめる事はできないし、同じ方向に向かせる事もできません。

    webDICEが目指すのは、乱立したマイノリティ文化の情報のハブになることです。
    ここを訪れば個人単位の異文化の情報を得る場所になることを願っています。

    鉄人はパリの街角の壁にタギングされたものです。

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