2008-05-14

血液型トークは、大人の遊びです。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

ブログ「だめ日記」から
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「B型自分の説明書」がヒットしているらしい。刊行は07年の夏だから、じわじわからの爆発的ヒット、シリーズ化と幸せな道をたどっているようだ。何年か前に、血液型特集のTV番組がたくさん放映されては消えていったことを即座に思い出す人も少なくないだろう。そして、批判の準備が整った人も少なくなかろう。

が、私は声を大にして言いたい。
血液型トークは、大人の遊びです。

世間には大別して4つのパターンがあって、その4つは傾向を備えている。そして何と、自分も否応なくそのうちのあるパターンに属している――んなもん、人間が4種類に無理やり分けられる不自然さとか、逆に全ての傾向が誰もに当てはまることでとか、みんな分かってるよそんなの。

星座は多すぎて覚えにくいし、性差では大きすぎるし重い。血液型のパターン分類のちょうどよさ、茫洋とした切り口、害の無さが、トークを広げ、番組を生み、本をヒットさせる。しかもみんな分かってる。これが、大人の遊びってもんではないでしょうか。

ということを、何号か前の「L25」を読んでまた思った。穂村弘さんの「男たち」というコラムなんだけど、それはこうやって始まる。
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インターネット上の掲示板では、今日も男たちが「女にモテる腕時計」について熱く語り合っている。(中略)現にこないだこれをはめてキャバクラに行ったらモテたとか、キャバ嬢は褒めるのが仕事なんだよとか、いや、あの目は本気だったとか。

もしかして、モテるモテないと腕時計は殆ど関係が無いんじゃないか。(中略)目の前で激しく語り合っている男たちは、そうは思わないのだろうか。いや、薄々そう感じてるんじゃないか。でも、誰も云い出さない。
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それこそ、大人の遊びです。
穂村さんはこれを枕に、男性は客体としてみられることに慣れてなくて、一方女性はという方向に話を持っていく。だから、腕時計トークっていうのは裸の王様で、的なことを一番言いたいわけじゃないのは分かりますが…。

それ大人の遊びですから、という感想はいろいろなところでふっと頭をよぎります。

キーワード:

B型自分の説明書 / 血液型


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mari

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