2008-06-02

現実逃避なビデオクリップ集 その5 このエントリーを含むはてなブックマーク 

たまには音楽の紹介でも。

今日紹介するのはM83。

どこか懐かしい80年代風のシューゲイザーサウンド。
生音にシンセサイザーが重なって作られる透き通った空気感が耳に心地よく残る。
いま一番オススメのアーティストです。

そんなM83の新曲PVがやばい。

ひとつの恋物語なんだけど、
思春期の葛藤や成長が織り交ざった、甘酸っぱい仕上がり。

基本、ドキュメンタリータッチの映像がつなぎ合わさっただけの構成なので、
あたかも最近流行の手作りPVを模したように見えてしまうが、
実はメロディーに合わせて、秀逸にストーリーと映像が練りこまれている。
さりげなく超うまい。



M83 / Graveyard Girl

「Graveyard Girl」を直訳すると「墓場少女」。

もし設定が日本だったら、ぜんぜん違った雰囲気になるんじゃないかな。
アメリカが舞台だからこそ、お洒落に見えるんだろうね。
テキストに落とすと昭和の短編恐怖漫画みたいだ(笑)。

主人公は引っ込みじあんな女の子(墓美と名づけよう)。
フードを深くかぶって、目立たないようにしている。
友達も親友(たまちゃん)がひとりだけ。
同級生のグループからは、いつも後ろ指を差されている。
心のよりどころはペット専用墓地。
いつも墓地に座って妄想にふけている。

そんな墓美は同級生の男の子(スタ男)に恋をする。
単なるプレイボーイだと思っていたスタ男が、
ひとり墓地でペットを偲び、泣いている姿を目撃、胸がキュンとなったのだ。

でも遠くの木陰から彼を見つめるだけで声をかけられない。
そして彼女といちゃつくスタ男にショックを受ける。

墓地に眠る動物に何を誓ったのか。
墓美は変わることを決意する。
奪ってきたお供え物を元の場所に戻し、
たまちゃんからファッションやメイクアップを教わる。

そして、誰よりも可愛い姿でハロウィンパーティに行く。
驚くクラスメイト。それでも場になじめない墓美。
酔っ払ったひとりがちょっかいを出す。
逃げ出す墓美。
あざ笑うクラスメイト。

その光景に胸を痛めたスタ男は、墓美を追いかける。
墓地で再会するふたり。
号泣する墓美に、スタ男は自分のスタジャンをかける。
そして・・・ふたりは・・・。


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まもちゃん

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“僕が住んでる地球は映画を中心に逆回転中。”


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