骰子の眼

art

神奈川県 横浜市

2009-03-14 13:57


「見たことがあるようでいて、何だかわからないもの」をつくるアーティスト・金氏徹平初の大規模個展『溶け出す都市、空白の森』

始まる前からなんだかワクワク、3月20日より横浜美術館にて開催される金氏徹平の個展に5組10名様をご招待券します!
「見たことがあるようでいて、何だかわからないもの」をつくるアーティスト・金氏徹平初の大規模個展『溶け出す都市、空白の森』
『Teenage Fan Club #11』2008年、プラスティックフィギュア、ホットグルー、Courtesy the Artist, Photo:eric

広告写真やプラスティック製品、フィギュアなど、既成のイメージやモノを解体し、再構成するコラージュ作品で、近年高い注目を集める若手アーティスト・金氏徹平の初めての大規模な個展『金氏徹平:溶け出す都市、空白の森』が3月20日(金・祝)より横浜美術館で開催される。
作家初の試みとなるアニメーションによる大型のビデオ・インスタレーションや、10m以上におよぶ巨大インスタレーションを核に、新作を中心とした約120点で構成。真っ白な空間から始まり、極彩色のモノがあふれる世界へ帰結するという全体構成のもと、生命力に満ちた都市や森に踏み込んだかのようなダイナミックな展示空間が創出される。

金氏徹平01
(左)『White Discharge(建物のようにつみあげたもの #4)』2009年、プラスティック製品、木材、鉄製品、ゴム製品、樹脂、87×87×h.201cm、Courtesy the Artist, Photo: eric、(右)『Tower』2008、インク、紙、コラージュ Ink and collage on Paper 73×51cm Courtesy the artist Photo: Takashi Arai

氷の柱のように、白い樹脂が今にも滴り落ちそうな「彫刻」、壁一面に延びる白地図の線が架空の大陸を生み出す「絵画」など、金氏徹平の作品は、不動のものと動きあるものの境界や、実体のあるものと幻影との間の境界を覆してみせ、視覚的な謎掛けを挑んでくる。

金氏徹平03
『海と膿(用水路の写真 #1)』2006年、発色現像方式印画、アクリルに印刷物の切り抜きをコラージュ、40.8×60.4cm、Courtesy the Artist, Photo: eric

金氏徹平の作品は、コラージュやブリコラージュと呼ばれる「貼りつけ」や「寄せ集め」の手法により生み出される。「見たことがあるようでいて、何だかわからないものをつくりたい」と語る金氏は、雑誌の切り抜きやプラスティック製品、木材などの身近な素材を使いながら、クリームのように流れ出しそうな彫刻、新種の生物の骨格標本のようなインスタレーションなど、未知のかたちを作り上げていく。これらの作品は、誰もが子どもの頃夢中になった遊びに似た快感と、複雑に合体したイメージが喚起する知的な連想とが同居する、心地よい刺激を与えてくれるだろう。

金氏徹平02
(左)『Teenage Fan Club #20』2009年、プラスティックフィギュア、ホットグルー、32.3×25.6×h.70.3cm、Courtesy the Artist, Photo:eric、(右)『Teenage Fan Club #13』2008年、プラスティックフィギュア、ホットグルー、10.5×7.5×h.19cmCourtesy the Artist, Photo:eric

会期中にはライブパフォーマンスをはじめとする多彩なイベントも催され、それらを通じて、豊かな色と形が音楽的なリズムを生み出す金氏徹平の作品世界を体感できる。

webDICEユーザー対象に抽選で5組10名様を本展にご招待します。応募方法は下記をご覧ください。


金氏徹平インタビュー映像

金氏徹平(かねうじ・てっぺい)PROFILE

1978年、大阪府出身。京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。主な展覧会に、広島市現代美術館・ミュージアムスタジオ「金氏徹平展splash&flake」(07年)、森美術館「笑い展:現代アートにみる『おかしみ』の事情」(07年)、 Long March Space、Inter Arts Center、東京画廊+BTAP(北京)/広東美術館(広州)「美麗新世界:当代日本視覚文化」(07年)、東京都現代美術館「MOTアニュアル2008解きほぐすとき」(08年)。ほか、2005年には木村友紀、飯川雄大らと共に活動するアーティスト・ユニットCOUMAとして、横浜トリエンナーレ2005に参加。
金氏徹平公式サイト


『金氏徹平:溶け出す都市、空白の森』
2009年3月20日(金・祝)~5月27日(水)

会場:横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1)[地図を表示]
開館時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館時間の30分前まで)
休館日:毎週木曜日
入場料:一般1,000円、大学・高校生700円、中学生400円、小学生以下無料
★会期中の関連イベントはコチラ


5組10名様に招待券プレゼント

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キーワード:

金氏徹平 / 横浜美術館


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