骰子の眼

cinema

東京都 渋谷区

2011-09-05 19:22


古屋兎丸と黒坂圭太が語るアニメーション映画『緑子/MIDORI-KO』─「アナーキーだなぁ、自分の想像の斜め上を行ってる」

他の追随を許さない個性を持つふたりの作家が、作品への姿勢を赤裸々に明かした対話。
古屋兎丸と黒坂圭太が語るアニメーション映画『緑子/MIDORI-KO』─「アナーキーだなぁ、自分の想像の斜め上を行ってる」
『緑子/MIDORI-KO』より

アニメーション作家・黒坂圭太が鉛筆により30,000枚を超える動画をすべて描き、演出から脚本、美術、撮影、編集、背景、色彩設計といったアニメーションの作業工程をほぼ一人で行った『緑子/MIDORI-KO』が構想・制作に13年を費やし遂に完成。9月24日(土)から渋谷アップリンクXでの公開を記念し、世界のアート・アニメーション界からその特異な作風で評価を集める黒坂氏と、彼の作品をこよなく愛する漫画家・古屋兎丸の対談が実現。アニメーションと漫画という異なるジャンルで唯一無二の個性を放つふたりが、出会いのエピソードから、作画のプロセス、影響を受けたアーティストについてなど、存分に語り合った。

『緑子/MIDORI-KO』をコミカライズして出すべき(古屋)

古屋兎丸(以下、古屋):初めてお会いしたのは、90年代末にBOX東中野(現ポレポレ東中野)で開催された黒坂さんの上映会の時ですね。

黒坂圭太(以下、黒坂):とても感動的な出会いだったのでよく覚えています。会場で、自分で描いた漫画を載せた小冊子を売っていたんです。その冊子の最終ページに自己紹介として、敬愛するアーティストをいろんなジャンルから列挙していて、漫画家では水木しげる先生や楳図かずお先生などと一緒に、兎丸さんの名前を挙げていたんです。最後にロビーでお客さんの見送りをしていたら、「実は僕も漫画を描いていまして……」と挨拶されて、「そうなんですか、どんな漫画を?」と聞いたら、そのページを指差されて「これ…僕なんです」と。実は、その5~6年前に、吉祥寺の本屋さんに行ったら1冊だけ、ひときわ光を放っている本があったんです。それが、なんと兎丸さんのデビュー作『Palepoli』(1996年)で、封印してあって立ち読みはできなかったんですけど、買わないわけにいかないオーラが出ていました。家に帰るまで待ちきれず、近くの喫茶店に飛び込んで読んだら「これだっ!」というものを感じて、以後ずっと兎丸ワールドに魅せられていました。だからあの場でご本人からご挨拶していただけるなんて、思いもかけず光栄でした。

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古屋兎丸氏(左)と黒坂圭太氏(右)

古屋:僕の方こそ黒坂さんのいちファンとして観に行ったので、自分の名前が載っているのを見てビックリしたし嬉しかったです。だから、どうしても話しかけたいと思ったんです。その頃から黒坂さんは、打ち上げの席などで長編アニメーション作品の構想を語っていた記憶があります。あの小冊子に載っていた黒坂さんの漫画がすばらしくて。出版されないのはもったいないです。何というタイトルでしたっけ?

黒坂:『ママのハンカチ』です。[講談社『モーニング』1998年MANGA OPEN入賞。全84ページ]

古屋:あれだけでは単行本にするには満たない長さでしょうが、あと1作品足して、たとえば『緑子/MIDORI-KO』をコミカライズするなどして出されるべきだと思います。

黒坂:実はそういう事も『緑子/MIDORI-KO』の公開に合わせて考えていたんですけど、3.11が起こってしまって。『ママのハンカチ』が大地震を扱った物語だったので自粛したんです。

古屋:僕は内容的に何も問題ないと思います。『緑子/MIDORI-KO』も充分コミックとして成り立つ作品だと思いますし。映画の良いところはその時間を共有できることですが、漫画の良いところは何回も見返せるところですよね。僕は黒坂さんの絵は何回も見返したいので、コミックの形で出してもらえると嬉しいです。モノクロでいいので。

黒坂:描き起こすのではなく、映画のスチールを使うということですね。

古屋:もしくは原画をスキャンしたものでも、コマに割り振って、ネームを書いてそれにはめ込んでいくだけで、100ページくらいの漫画になりそうじゃないですか。

黒坂:それが実現したら、ぜひ帯文をお願いします(笑)。『緑子/MIDORI-KO』は、本当は1時間半近くあったんですよ。アニメ制作では「ビデオコンテ」といって紙芝居みたいな形の“映像による下書き”を作るんですが、今回は表現上というより時間的な問題もあって、いいシーンを丸ごと落として55分にしたんです。

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『緑子/MIDORI-KO』チラシのビジュアル

古屋:どういうシーンをカットされたんですか?

黒坂:たとえば、ミドリがやっている仕事について、畑仕事のシーンはありますが、具体的にどんな作物を育てているのかはカットしたので描かれていません。当初はそういうところを入念に描いていたんです。水をやっているところとか、変な虫をやっつけているところとか。上半身が人間で下半身がイモ虫という人魚の虫バージョンみたいな「人虫」を、ミドリが退治しいてるシーンが7~8分あったんです。虫の視点から描いてるんで、かなりエグいんですけど(笑)。それも丸々割愛しました。

古屋:へぇー、それは見たいですね。何かのPVに使えるんじゃないですか(笑)。

黒坂:まさにDir en greyのPVなんか、その箇所だけを復活させたようなものです[「Agitated Screams of Maggots」(2006年)]。

基本的に怠け者なので、やらない時は本当にサボりまくるんです。(黒坂)

古屋: 3万枚の原画って、単純に一日5枚描いたとしても10年以上かかりますよね。毎日コンスタントに描いていたんですか?

黒坂:全然-(笑)。僕は基本的に怠け者なので、やらない時は本当にサボりまくるんです。やる時は朝も夜もなくなっちゃうんですけど…。差が激しいんですよ。

古屋:いや、怠け者はこれだけのものは作らないでしょう(笑)。じゃあ、描くのが早いんですね。作品内の色も全部、色鉛筆なんですか?

黒坂:そうです。

古屋:パステルを使っているのかと思った。ぼかしがすごいキレイだから。こすってぼかすんですか?

黒坂:デッサン用のじゃなくて、トンボ色鉛筆とか、普通の文房具屋さんに売ってるものの方がいいんです。6Bの鉛筆を、硬くハッチング(線を何本も引いて絵を埋めていく表現技法)にしないで少し寝かし気味にして。ハッチングにすると、一枚のイラストだといいのだけど、動かしたときに線がアバレて見づらくなってしまうんですよ。

古屋:主線は黒の6Bなんですか? 

黒坂:普通のモノクロの鉛筆です。初期段階は墨汁使ったりクレヨン使ったりしてたんですが、一枚絵だと良くても動かしたときに透明感が失われ重くなってしまうんです。

古屋:描いたものを一枚一枚スキャンして、コントラストを上げているんですか。

黒坂:ええ、素材のイメージを損なわない範囲で。鉛筆は一番濃く塗ってもグレーですよね。映画は基本的に光と闇なので、黒の部分が完全なブラックにならないといけないので、その鉛筆で最も筆圧的に濃くなっている部分が純粋なブラックに近づくよう、さじ加減を見ながら手動でやってます。

古屋:そしてフォトショップで色調補正したものを、また他のソフトで編集しているんですか。

黒坂:「AnimeStudio」というアマチュア用の動画作成ソフトを使っています。

古屋:でもあれ、プロも使ってますよね。漫画を描くためのソフトで「ComicStudio」というのも出ていますね。

黒坂:とても使い勝手が良いんです。本当はプロ用の「RETAS STUDIO」というソフトがあるんですが、機械に弱いので難しいのはダメで…(笑)。

古屋:じゃあ、フォトショップで加工したものを「AnimeStudio」に持っていって、動画として並べるという手順ですね。

黒坂:そうです。普通は背景とキャラクターをパーツごとに全部バラして、最終的にコンポジットでテレビアニメのようにやるらしいです。僕それどうやるのか未だにわからなくて…(笑)。

古屋:でも背景は一枚だけで、その上に動いているというのはよくありますよね。

黒坂:背景画があって、その上にキャラクターを乗っけるんですけれども、別々に撮ってあとでくっつけるんじゃなくて、フォトショップ上で全て合成して一枚絵にしてしまうんです。それで後は単純に何コマで流れるだけという。

古屋:とてもシンプルな作り方ですね。そういうのを聞くと、自分でも作れそうな気がして勇気が出ます。

黒坂:そう、だから撮影システムはデジタルなんですが、アナログ時代のセルアニメの作り方とよく似ています。背景画を敷いたところで上のセルを交換して、フィルムで撮る1コマ1コマ、完全に出来上がった絵がある状態ですね。

古屋:何年も前から漠然と抱いている夢があって、それはアニメを作ることなんです。もし自分が働かなくても良くて、スタッフを雇い続けられるくらい経済的余裕があったら、スタッフに背景を描いてもらいながら、何年かかけてアニメを作りたいなと。でもお話を聞いて、今の自分でも作れそうだなと思いました。

黒坂:作れますよ!『緑子/MIDORI-KO』なんて小学生でもいじれるくらいの初歩的な撮影技術しか使ってませんから。

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『緑子/MIDORI-KO』より

どう終わったのか分かんない終わり方が好きじゃない。どんな方法でもいいから、終わり方にカチッとかたをつけたい。(古屋)

古屋:『緑子/MIDORI-KO』は途中まで「これは感動巨編の匂いがするなぁ」と思って観ていたんです。最終的には引き離されちゃう話なのかなと想像しながら観ていて、だからあのエンディングには笑っちゃいました(笑)。自分の想像の斜め上を行ってるなと思いました。こう終わらせるか、アナーキーだなぁと、あっけにとられる感じが素晴らしいなと思いました。僕の子どもは1歳と少しなんですが、ミドリが育てたりあやしたりているシーンの慈しむような優しい眼差しが、黒坂さんが子育てをされている時期に考えたのだろうなと思いました。あと、女子高生像が面白かったですね。黒坂さんにはこう見えているのかと(笑)。

黒坂:うちは娘が今13歳で、ちょうど『緑子/MIDORI-KO』に着手した頃に生まれたんですが、このデザインは娘が生まれたばっかりのときに、くるんであやしていたその形なんですよ。どのキャラクターにも実在のモデルがあって、想像で作ったものは殆どないです。具体的に、どのキャラが誰それというのは内緒ですけど(笑)。

古屋:これは黒坂さんの初の長編ですが、物語としてはまったく前衛的ではないですよね。ストーリーがきちっとあって感情移入ができて楽しめる作品だと思いました。導入があって展開があって、邪魔する人たちが出てきて、必死に守る主人公がいて、とても漫画的ですよね。これまでの作品、たとえば『パパが飛んだ朝』(1997年)にしても、割とイメージの世界ですよね。『緑子/MIDORI-KO』もそういうものを想像していたら、起承転結があったので意外でした。

黒坂:『緑子/MIDORI-KO』の文法は、日本の長編アニメーションの主流ではないと思います。だから僕自身が「こんなアニメを観たい!」と願って作りました。でも、これを“動いている漫画”だと解釈すれば、実は定石にのっとっていると思うんです。

古屋:そうですね。表現こそ黒坂ワールドですけど、すごくオーソドックスな、ジブリ的とも言えるアニメだと思います。

黒坂:『緑子/MIDORI-KO』の場合、アニメーションというより“漫画映画”の概念に近いです。リアリズム演出にはなってないし、もしかするとお客さんは面食らうかもしれないですね。

古屋:あのパソコンのシーンは特に漫画映画の感じがしました。昔の『ベティー・ブープ』や『トムとジェリー』を彷彿させる荒唐無稽な雰囲気ですよね。

黒坂:カートゥーンですね。

古屋:あと、お聞きしたかったんですが、十数年も経過すると、絵が変わっちゃいませんか?

黒坂:ものすごく変わっちゃいます。

古屋:それはどうつじつまを合わせたんですか?

黒坂:つじつま合ってないですよ(笑)。よく見るとミドリの顔なんてシーンによってかなり違いますから。

古屋:でも全然気にならなかったです。諸星大二郎先生みたいに、絵が変わらないタイプなのかなと思ったくらいです。

黒坂:よく諸星先生の名前は引き合いに出されます。僕の作品と近いものがあるのでしょうか。諸星先生の『壁男』という作品をアニメ化したいなと思ってたんですが、すでに実写の映画になってしまって。

古屋:諸星先生の作品はいくつも実写化されていますからね。でも、アニメでまたやってもいいんじゃないですか。諸星先生の作品を黒坂さんの絵でアニメ化って、すごく想像しやすいです。

とりあえずみたいなのはやりたくないし、命がけで取り組める仕事しかやりたくない。(黒坂)

黒坂:兎丸さんの場合、漫画を描く上で一番影響を受けたのは誰ですか?

古屋:それはもう単純に手塚治虫先生ですね。

黒坂:僕も同じで、時として嫌ってみせたり反発したくなったりしながらも、結局は『緑子/MIDORI-KO』で、手塚チルドレンのひとりになっていると思います。

古屋:絵柄なんかには出てないですけど、根っこの部分には手塚先生の影響は確かにあって。特にネームを書くときに、リズム感のようなものがあるんですね。それは、ある程度は大人になってからも養えるかもしれませんが、子供時代に体に入ってきたものが出ると思います。小さい頃からずっと読んできた手塚漫画の、ここでアップ、ここで引き、ここで見開き、というようなリズム感が、自分の身に付いているんですね。

黒坂:それは『Marieの奏でる音楽』(2001年)を読んだときに強く感じました。確かにイメージ的には宮崎駿を彷彿させますけど、僕はむしろ手塚DNAを感じました。特に最後の方で、どんどん引いていって別の世界が見えてくる感覚とか。

古屋:あと僕は、どう終わったのか分かんない終わり方が好きじゃないんです。何となくホワーンと終わるのではなくて、どんな方法でもいいから、終わり方にカチッとかたをつけたい。それは手塚先生のリズムです。手塚先生は起承転結の“結”を大事にしていて、どの作品でも読み終わった後、グッとくるものがあり、考えさせられるし、その影響は大きいです。

黒坂:そこなんです!兎丸さんが描き始めた頃は、巷の漫画シーンでは終わりをはぐらかすのがカッコイイみたいな風潮があった中で、センス的に最先端をいっている兎丸ワールドが、むしろベートーヴェンのシンフォニーみたいに力強く「ジャン!」て終わるので、「うわー、やってくれた」っていう興奮がありましたね。

古屋:特に『Marie~』は最初からラストシーンを組み立てていましたから。第一話から伏線をはって、ラストのために描いていたので。そのやり方は、今でも変わっていません。

黒坂:兎丸さんの作品は“ジグザグ構造”というか、最初がいきなりラストに溶接され、それがまた帰納的に最初に立ち戻り、だんだん歩み寄って最後がど真ん中にくるところがあると思いますが、手塚先生の『火の鳥』がまさにそうですよね。

古屋:『火の鳥』の影響は強いですね。

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『緑子/MIDORI-KO』より

黒坂:『緑子/MIDORI-KO』は、兎丸ワールドの影響はかなり受けていますし、作画しながらいつも「このシーン、兎丸さんが観たらどう思うかな」なんて考えていました。

古屋:ありがとうございます。黒坂さんから送っていただく年賀状に毎年、「いよいよ今年、『緑子/MIDORI-KO』完成」と書いてあって(笑)。僕は、黒坂さんにパトロンがついてくれて、残りの人生をすべてアニメにかけてほしい。ぜひとも、たくさん描いてもらいたいです(笑)。

黒坂:今、どうしても作りたいものを挙げると、少なくとも5本はあるんですよ。ところが、もし1本に10年かかるとしたらあと50年生きなきゃならないですから(笑)、これはもう仙人になっちゃいますね。

古屋:アニメ制作は本当にお金かかりますからね。まぁ、漫画の世界にしても、ある程度、商業的な作品を描いて単行本を売りつつ、自分の好きな作品を描いてる人も多いですが。

黒坂:兎丸さんはそういうバランスはどうやって取っているんですか。

古屋:以前は分けて考えていたんですが、最近、作者の趣味丸出しの作品を、逆に世間は求めているのかなと感じることがあります。自分の趣味だから売れなくてもいいやと思っていた『ライチ☆光クラブ』(2006年)が版を重ねていることもあって。描きたいものと売れるものが少しずつ一致してくるといいなとは常々思っています。 

黒坂:今のお話の流れで言うと『彼女を守る51の方法』(2006年~2007年)はどうだったんですか?

古屋:自分からこういう作品を描きたいですと持ち込むときと、編集者からこういうのどうですかと言われるときと、半々ぐらいの割合なんですね。『彼女を守る51の方法』は向こうから「地震の漫画描きませんか」と言われて、「え? なんで僕が?」と思ったんですが、そういうチャレンジングな提案に対しては乗っちゃうんですよ。『人間失格』(2009年~2011年)も同じ編集者からの提案だったんですが。「古屋さんが描いたらどうなるのか読んでみたい」と言われると、ムクムクとチャレンジ精神が湧いてきて。

黒坂:もの凄くシンパシーを感じます!僕もやったことのない仕事というだけで、もうワクワクしてきます。

古屋:過去の作品を例に出されて「ああいう作品を描いて下さい」という依頼が、一番やる気をそがれます。だから編集側の提案で今までいろんなジャンルを描いてきましたけど、どれが自分に一番しっくりくるのかまだわからない部分はあります。でも僕も40歳を超えてから、逆算して考えるようになりました。体力とか気力とか眼とか考えると、描けるのは長くてあと十何年かなと。

黒坂:僕なんか更に切実で(笑)、あと何を世に出せるかというカウントダウンに入ってます。「とりあえず」みたいなのはもうやりたくないし、命がけで取り組める仕事しかやりたくないです。生きている間に1回は兎丸さんとコラボしたいですね。兎丸ワールドを映像化してみたいです。

古屋:それは僕にとっても夢だなぁ(笑)。ぜひお願いします。

(取材・構成:駒井憲嗣)




黒坂圭太 プロフィール

描画、写真、立体など、さまざまな技法を用いた短編アニメーション作品を創作。MTVのステーションID『パパが飛んだ朝』(1997年)は全世界で放映される。日本のロックバンドとして世界各国で最も知名度のある、Dir en grey『Agitated Screams of Maggots』(2006年) のPVを手がける。2011年2月に東京都写真美術館で開催された「第3回恵比寿映像祭」で特別上映と新作ドローイング展示、ライブペインティングが行われた。代表作に『みみず物語』(1989年)『個人都市』(1990年)『ATAMA』(1994年)など。

古屋兎丸 プロフィール

1968年東京都生まれ。多摩美術大学美術学部絵画科卒業。『月刊ガロ』で漫画家としてデビュー。以降、多様なタッチを駆使したブラックな作風により、海外でも高く評価されている。著書に「Marieの奏でる音楽」(2001年)、「ライチ☆光クラブ」(2006年)、「彼女を守る51の方法」(2006~2007年)など。最新作は「帝一の國」(ジャンプSQ19)、「インノサン少年十字軍」(エロティクスf)、「人間失格」(@バンチ)。




映画『緑子/MIDORI-KO』
9月24日(土)より渋谷アップリンクXにてロードショー公開

監督・脚本・絵コンテ・キャラクターデザイン・美術・作画・原画・動画・背景
色彩設計・撮影・編集:黒坂圭太
音楽:坂本弘道
演奏:川口義之、小森慶子、関島岳郎、向島ゆり子、阿部美緒、成井幹子、三木黄太
八木美知依、高良久美子、一樂誉志幸、栗木 健、坂本弘道
エンディングテーマ:「麒麟児の世界」作詞・作曲 歌 未映子
声の出演:涼木さやか、ゆうき梨菜、チカパン、三島美和子、あまね飛鳥
木村ふみひで、河合博行、山本満太
助成:文化芸術振興費補助金
製作:株式会社ミストラルジャパン
公式サイト


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