骰子の眼

music

東京都 渋谷区

2008-06-21 21:55


民族楽器奏者BUN:音で旅するカリンバライブ

「自分の心情を伝えることができる楽器」としてカリンバの魅力を伝えるBUNさんのライブがもうすぐ始まる。
民族楽器奏者BUN:音で旅するカリンバライブ
(写真)カリンバを弾くBUNさん

オルゴールのルーツと言われる楽器カリンバと、ネイティブ・アメリカン・フルートを使って、心地よい音を奏でる音楽家のBUNさん。エスニックアンサンブルユニット「KOH-TAO」(コォタオ)のリーダーとして活躍後、現在ソロとして全国ライブや野外フェスに出演し、自身で制作しているカリンバのワークショップも開いている。6月30日(月)、アップリンク・ファクトリーでカリンバライブを開催するBUNさんに話を聞いた。

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20代の頃に世界中を旅していたBUNさんは、たまたま一緒に持っていったカリンバの魅力にハマったという。

「カリンバで自分の思いや言葉を伝えることができるんです。例えば“ここを弾いてみて”と言うと、誰でも音が出せますよね。そのとっかかりで人の輪が広がっていき、たくさんの方たちと出会うことができた。カリンバがナビゲートしてくれるんです」

カリンバを本格的に始めたのが95年頃。周りにカリンバを弾いている人がいなかったため、独学でずっとやってきたそうだ。「今僕がやっているスタイルはトラディショナルというよりかは、自分の理想のスタイルでやっています」


自ら制作もしているというオリジナル・カリンバは、珍しくヤシの実からできている。

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「容積や高さなどによって音が変わるんです。試行錯誤した結果、最適なカリンバができる技術を編み出すのに15年かかりました」と、長年研究を重ねたカリンバの完成度は高い。また、カリンバにシンバルを内蔵したりと独自の音やスタイルを追求している。

(写真)ヤシの実から作ったオリジナル・カリンバ。横に空いている穴によってヴィブラートがだせる

今回のカリンバライブでは、「歌のない音楽なので、演奏前に曲をつくった背景やタイトルをお客さんに伝えます。そこからイメージを膨らませて、いろいろな場所を旅してもらいたい。音で旅してもらえるとうれしいですね」

(インタビュー・文:牧智美)

■BUN PROFILE

カリンバ&民族楽器奏者、アーティスト&プロデュース。EU諸国、東南アジア、インド、ネパール、アフリカ諸国を旅する中で、自身の音霊に目覚める。インド・ベレナスのバンスリ奏者ソハンラール・チャンドラカント・プラサドに師事。その後タンザニアの人間国宝カリンバ奏者フクウエ・ザウォセに師事。「地球一周の船旅・ピースボード」に過去4回乗船し、講師・水先案内人としてBUNの提唱する、平和への思いやりを形に「peace flag」の活動やリズムワークショップなどを開催。フジロックや渚@お台場、Natural High!~アースデイ・キャンプなどのフェスにも出演。近年タイマッサージとライブパフォーマンスのコラボレーションなどを展開中。タイマッサージのための楽曲などの制作のほか、映画音楽も手がけている。


『BUN from KOH-TAO カリンバLIVE』“KNOW hemp? NOW hemp”

ヘンプのあるライフスタイルを提案するブランド「+h.(plushemp)」のtakuさんを招いて、あまり知られていないヘンプの持つ可能性のお話とヘンプを編むひとときにおススメの音楽、BUNさんのカリンバLIVEを開催。
日時:6月30日(月) 開場19:30/開演20:00
会場:アップリンク・ファクトリー
(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F)[地図を表示]
料金:2,800円(ヘンプストラップ付)
トーク:taku(+h.[plushemp]代表)「ヘンプ(麻)は地球の未来を救う」
ライブ:BUN from KOH-TAO(カリンバ&民族楽器奏者)

ブログ・BUNの時々日記
KOH-TAO 公式ホームページ
+h.公式ホームページ

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