骰子の眼

cinema

東京都 世田谷区

2008-08-23 21:00


お気に入りの短編アニメが見つかる『海外アートアニメーション@トリウッド2008秋』クロスレビュー

日常によくある風景を毒のあるユーモアで染めた、コンパクトでユニークな作品だ。
お気に入りの短編アニメが見つかる『海外アートアニメーション@トリウッド2008秋』クロスレビュー
  • 『デンマークの詩人』 より

  • 『鏡の中に』より

(C) Anima Vitae

ウェブダイスユーザーの方に試写会に行っていただき、お気に入りのアニメーションについて
レビューを書いていただきました。

【作品解説】
ヨーロッパ、北米、南米から、あまり日本で見られない短編アニメーションの作品を上映してきた『海外アートアニメーション@トリウッド』。今年で14回目となる今回の目玉は、北欧アニメーション。スウェーデン、フィンランド、ノルウェーから可愛いショートアニメーション19作品が大集合。 そしてカナダからは、昨年度アカデミー賞最優秀短編アニメーションを受賞した「デンマークの詩人」が国内初の一般公開。 全部で4プログラム26作品を9/13(土)~10/10(金)開催。

『鏡の中に/Spegelbarn』 (プログラムAより)
エーリック・ローセンルンド/スウェーデン/ 5分/手描き・2DCG・3DCGエフェクト
学生時代に頭角を表した、陰影の手描きスタイルに深みを加え、嵐の夜の少女の恐怖を描く。カンヌ映画祭出品。

『渾身の自画像/Omakuva』 (プログラムAより)
クリスティアン・リンドブラード/フィンランド/ 5分15秒/クレイ+実写/
孤独な画家が寝食忘れて描く自画像。小気味よいクレイアニメーションに吸い込まれる。

『悪夢の引っ越し/Mobleeraja』(プログラムBより)
ラウラ・ネウヴォネン/フィンランド/12分24秒/3DCG/(C) Anima Vitae
引っ越し先で妻は何かに憑かれたように家具の配置にこだわる。フィンランド傑出のCG作家の予感。

『チェス/chack』(プログラムBより)
ペニラ・ヒンドセフェルト/スウェーデン/5分/3DCG/(C) Lisbet Gabrielsson Film
古い図書館のチェス駒たちがゲームに興じる様をテンポ良く、3DCGで見せる。北欧のCG力を示す秀作。

『デンマークの詩人/The Danish Poet』(プログラムDより)
トーリル・コーヴェ/14 分24 秒/手描き/(C) Mikrofilm As(ノルウェー)、National Film Board of Canada
尊敬する作家を訪ねたノルウェーで、デンマークの詩人が出会った運命の女性との恋の成就を名女優リヴ・ウルマンが美しく語る。 アカデミー(R)賞受賞。

『新説・眠れる森の美女/Sleeping Betty』(プログラムDより)
クロード・クルティエル/9分13秒/手描き/(C) National Film Board of Canada
「眠れる森の美女」のパロディー。ベテラン作家のシュールなユーモアが光り、えぐい美意識は秀逸で爆笑を誘う。

☆プログラムA 北欧ショートアニメーション特集(1)
☆プログラムB 北欧ショートアニメーション特集(2)
☆プログラムC 北欧ショートアニメーション特集(3)
☆プログラムD  CAF 9 -カナダ・アニメーション・フェスティバル


『海外アートアニメーション@トリウッド2008秋』9/13(土)~10/10(金)開催
ホームページ:http://homepage1.nifty.com/tollywood/office_h_2008/office_h_2008.html
主催・配給:オフィスH

キーワード:

アニメ / 試写会 / 映画 / 北欧 / カナダ


レビュー(5)


  • nonちゃんさんのレビュー   2008-08-16 01:40

    悪魔の引越し

    フィンランドのアニメーションというと、国の印象からか、どこか優等生的なイメージがしたが、ほとんどがそれを裏切るものばかり。こんなアンダーグラウンドな感性で突っ走っていいのか?と心配したほど。シュールでナンセンスなユーモアに溢れ、一筋縄では行かない毒ッ...  続きを読む

  • 斉藤光子さんのレビュー   2008-08-16 01:55

    引越して悪かった事

    日本のアニメーションを見慣れてたので、海外の作品は少し戸惑いながら観ていました。 その中で「引越しして事」が一番印象に残りました。 それは何故かというと、登場人物の人形にあったと思う。白い石工で丸みの帯びた形、全て白がある、部屋。一切の色彩が...  続きを読む

  • マナカナ夫さんのレビュー   2008-08-19 00:44

    テンポよい音と冗談『新説・眠れる森の美女』

    テンポよい効果音と、動きのよいアニメーションで進んでいく『新説・眠れる森の美女』は、見た瞬間はどんなストーリーなのか全く想像が出来なかった。短編アニメーションと聞いていたので、そんな長くないストーリーで何かを訴えかけるんだろうと、つまらなかったらどう...  続きを読む

  • ほろにがさんのレビュー   2008-08-21 23:31

    『デンマークの詩人』

    古今東西、アニメーションに限らず「恋愛」をテーマにした映画は数多く存在する。それは「恋愛」が、それだけ多くの人の共感を呼ぶ普遍的な題材だからであるが、さて、実際の恋愛となるとまさに千差万別、百人いれば百通りの恋模様があり、人は人、自分は自分とこれほど...  続きを読む

  • nakatahideさんのレビュー   2008-08-22 02:10

    鏡の中に

    私が一番面白いと思ったのは『鏡の中に』です。 現在の溢れかえる、アニメーションの上映やテレビでのアニメ放映、マンガ文化、 様々な形態の、趣向を凝らした、あきさせないアニメを見ていて、実際日本人は アニメに対しては厳しい眼を持っていると思います。...  続きを読む

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