-
日程2016年10月01日
-
時間14:00
-
会場自由が丘1-8-19
書物と知
「思想の森を歩く~西田幾多郎と日本哲学」
中村昇×安藤礼二
日時:2016年10月1日(土)14:00~16:30
場所: 東京自由大学(自由が丘・コンテンツラボ)
受講料: 一般 2500円、会員 2000円、学生 1000円、学生会員500円
参加方法:東京自由大学HPのコンタクト画面(下記リンク先)よりお申し込みください。
HP:http://www.t-jiyudaigaku.com/contact/
講座概要:
禅と西洋哲学の融合により、独自の思想を打ち立てた西田幾多郎。
その思想は西田哲学と呼ばれ、日本初の独創的な哲学体系として知られています。
今回はそんな西田幾多郎について、お二人の先生と紐解いてゆきます。
哲学者の中村昇先生は、ウィトゲンシュタインやベルクソンなど西洋哲学から言語や時間の問題を研究し、まもなく、その研究を踏まえて西田哲学に関する著書を刊行されます。
文芸評論家の安藤礼二先生は、南方熊楠・柳田國男・鈴木大拙・井筒俊彦らと西田幾多郎の影響関係に詳しく、著書『近代論―危機の時代のアルシーヴ』『場所と産土―近代日本思想史』などで西田哲学を論じました。
お二人の講演と対談を通して、豊饒な思想の森を歩いてみませんか。
講師略歴:
中村昇(なかむらのぼる)
哲学者、中央大学文学部教授。
1958年、長崎県佐世保市生まれ。浪人生時代に松岡正剛主宰の「遊学する土曜日」に参加。大学入学後は、木田元に師事して哲学を学ぶ。中央大学大学院文学研究科博士課程修了。言語や時間といった普遍的な問題についてユニークな研究を続けている。著書に『いかにしてわたしは哲学にのめりこんだのか』、『小林秀雄とウィトゲンシュタイン』、『ベルクソン=時間と空間の哲学』ほか多数。2016年秋に『西田幾多郎の哲学』(仮題)を刊行予定。
安藤礼二(あんどうれいじ)
文芸評論家、多摩美術大学芸術人類学研究所(IAA)所員・芸術学科准教授。
1967年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。出版社勤務を経て、2002年、「神々の闘争――折口信夫論」で群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞、文芸評論家としての活動を開始する。著書に『神々の闘争 折口信夫論』(芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『光の曼陀羅 日本文学論』(大江健三郎賞、伊藤整文学賞)、『折口信夫』(角川財団学芸賞、サントリー学芸賞)ほか多数。