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  • ここなつさんの日記

  • 1-10/10

ここなつさんの日記

  • 2013

    5月

    02

  • 「L.A.ギャング ストーリー」クロスレビュー/取り憑かれた男達の熱い鉄拳

    久々に待ち望んでいた、男達の男達による、男達が魅せる作品。 登場人物全員が、やり過ぎな程カッコ良く、信念があり、パッションがある。…善悪に関わらず。凡庸な表現だけど、痺れる程カッコいい。 1949年、ロサンゼルスを牛耳っていた、希代のギャング、ミッキー・コーエン。彼の目的は、全てを手中に納める事。その為には手段は選ばず、金と欲望に飽かせた華やかな生活と同時に、残虐な暴君としてもその名を馳せてい...


  • 2010

    10月

    29

  • 『スプリング・フィーバー』クロスレビュー:荒れ狂う春の嵐のような感情のもつれ

    「春の嵐」と言えば、どうしても思い出してしまう、欠かせない記憶と匂い。あの出会いと別れの季節に、湿った切ない匂い。古びた教室の匂い、新しい教科書の匂い。…けれど、この「スプリング・フィーバー」は、私の持つそんな切ない「春の嵐」に関する記憶を覆す、強烈な愛の軌跡の話でした。 私はもともと、香港映画や大陸映画が好きで、それは「あからさまな下品」と「表立たない性」が上手く調和しているから。でもこの作品...


  • 2010

    1月

    20

  • 近未来への大いなる抒情詩

    まさか、この「SF作品」でラストに泣くとは思いませんでした。「サロゲート」…この作品は人類の未来に対する大いなる抒情詩だと思います。 まず映像が素晴らしい。素晴らしく精緻なのだけれど、冷たくて、それは当然「サロゲートの跋扈する社会」だから。心と体を休める場所のはずのスイートホームさえも冷たい。「サロゲート」さえ用いていれば、身体的なダメージを受けない社会は、体感温度は0℃以下と感じられます。「サ...


  • 2009

    10月

    07

  • オヤジ魂に乾杯!

    静かなオープニング、迫り来るどきどき感。冒頭の幸せな家族の風景は絶対に、これから起こると予想される惨劇の中身を増幅させるための演出なのだ、と思ってしまうため、逆に目を覆いたくなる。この「目を覆いたくなる」感は、作中終始私を襲い、途中で「もう勘弁して!」「判ったからもう止めて!」と心の中でがんがん叫んでいた。ノーマルなホラー映画よりも恐怖な題材…息子の命を奪われる…!家族の尊厳を踏みにじられる…! ...


  • 2009

    8月

    07

  • 子ども達の未来は、誰が作るのか?

    南フランスの小さな村が、全ての学校給食をオーガニックにしようと、立ち上がった。 オーガニック…それは、「自然のまま」ということ。実は、これが何より難しい現代社会の中で、バルジャック村はどのように決断してどのように実行していったのだろうか?そんなバルジャック村の1年を描いたドキュメンタリーである。 「農薬や化学肥料による汚染が子ども達の未来を脅かす」バルジャック村のエドゥワール・ショーレ村長は、...


  • 2009

    6月

    22

  • 一人の女性の再生物語

    鑑賞する前の思い込みとして、私はこの作品は「母と子の再生物語」だと勝手に思っていました。離れていても強くより戻る母と子の絆…とか何とか。けれど、実際に鑑賞してみると、この作品はヒロインのエミリー自身がどん底から再生していく話であり、そのための手段として音楽や子どもが存在する、そう思えてなりませんでした。 ドラッグに溺れ、自身の才能と愛する人を失っていく様は、人間の弱さと哀しさを描き出しています。...


  • 2009

    4月

    03

  • 永遠の“男の子”シド・ヴィシャス

    「WHO KILLED NANCY」…タイトルは、「誰がナンシーを殺したか」。けれど、その内容は、殺人犯を探して真犯人を暴くことを目的としてはいない。シドとナンシーの燃え尽きた人生を、今尚業界に通じる当時の関係者の証言を交えて、鮮烈に、壮絶に、くっきりと浮き彫りにする。 シドは、言わずと知れたセックス・ピストルズのベーシスト。天才であり、それはすなわち狂人であった。しかし、画面から見られるシドの...


  • 2008

    12月

    17

  • ダメ男たちの復讐(笑)ロードムービー

    「トロピック・サンダー」よりも通好み!!「エグザイル~絆~」よりも純正マカロニ・ウエスタン!!(但し男同士の友情は紙のように薄いので、いわゆる“義理モノ”とは違います) 「トロピック・サンダー」がハリウッドの現状をパロッた作品ならば、「サーチャーズ2.0」は古き良きウエスタン作品が全盛期だったその時代から脈々と続いてきた「映画作りそのもの」をパロッた作品だと思います。その時代に思い出の全てを詰め...


  • 2008

    6月

    11

  • 愛という洗脳の恐怖。「BUG」を観ました。

    一足お先に、試写会で「BUG」を観てきました。 古くは「エクソシスト」、最近では「英雄の条件」など、名作を生み出してきているフリードキン監督。特に「エクソシスト」はあまりにも有名。今回は、ホラー映画ということで、「エクソシスト」のあのテイストが楽しめる、と、ホラーは好きだけれど特にマニアではない私としても、期待しながら行ってみました。 でも、この作品は、ある意味純粋なホラーではない、と思います...


  • 1-10/10

ここなつ

ゲストブロガー

ここなつ

“これからがんばります”