2017-10-16

イラク北部クルド自治区で開催されたスレイマニヤ国際映画祭にドキュメンタリー部門の審査員として参加して来ました。その1 このエントリーを含むはてなブックマーク 

写真は、スレイマニヤ国際空港のVIPゲート前で。長編フィクション部門の審査員として日本から参加された綿井健陽さん(中央)らと。

2017年10月1日(日)〜10月7日(土)にイラク北部クルド自治区の中心都市スレイマニヤで開催されたスレイマニヤ国際映画祭にドキュメンタリー部門の審査員として参加して来ました。https://www.facebook.com/SlemaniIFF/

クルド民族は、国を持たない世界最大の民族と呼ばれ、国民国家の成立の過程で、おもにイラク、イラン、トルコ、シリアの4か国に分断され、それぞれの国でマイノリティとなり迫害を受けてきた歴史があります。

スレイマニヤはクルド自治区の東部に位置する人口約120万人の都市。スレイマニヤ国際映画祭は2016年から始まり今年で2回目。

映画祭には、長編フィクション、ドキュメンタリー、短編、アニメーション、学生映画の5つの部門があり、長編フィクション、ドキュメンタリー、短編の3部門は、それぞれインターナショナル・コンペティションとナショナル・コンペティション(イラク、イラン、シリア、トルコのクルド映画)に分かれています。今年の映画祭のドキュメンタリー部門には、インターナショナル・コンペティションに20本、ナショナル・コンペティションに8本の作品が選出されていました。映画祭全体では、世界100か国以上から9,000本以上の作品の応募があったそうです。

クルドの大手メディア「ルダウ」で紹介されました。
http://www.rudaw.net/english/culture/03102017

【吉田孝行プロフィール】
1972年北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。映画美学校で映画制作を学ぶ。東京フィルメックス2014でアジアの映画人材育成事業「タレンツ・トーキョー」のコーディネーターを務める。ドキュメンタリー専門誌「neoneo」の編集に携わる。共著に『クリス・マルケル―遊動と闘争のシネアスト』『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』など。近作『ぽんぽこマウンテン』(2016)が、デトモルト国際短編映画祭、ジョグジャ・ネットパック・アジア映画祭、サラミンダナオ・アジア映画祭など、18か国の映画祭や展覧会に選出されている。新作『タッチストーン』(2017)が2017年12月に海外の映画祭でワールドプレミアを予定。

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吉田孝行

ゲストブロガー

吉田孝行

“映像作家。これまで世界30か国以上の映画祭や展覧会で作品を発表している。近作に『タッチストーン』『エイジ・オブ・ブライト』『ある日のアルテ』『ある日のモエレ』など。共著に『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』など。”


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