2009-07-05

伝説の音響デザイナー、大野松雄とはこの人だ このエントリーを含むはてなブックマーク 

ブログ「だめ日記」から
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<東京の夏>音楽祭2009のプログラムのひとつに、「 アトムの音をつくった伝説の音響クリエイター 大野松雄~宇宙の音を創造した男」という公演がある。この大野松雄さん(1930~)が、7月14日の本番を前にして行った音響実験の様子がこちら。 


今度の7月14日の公演は、大野さんの初ライヴになるわけですが、この映像を観る限り、これはかなりカッコいいことになるんではないかと、期待がふくらみます。

大野さんは「鉄腕アトム」の音響を手掛けたことでも有名。このアトムの音響を、幻のオリジナルテープ音源から収録したCD「鉄腕アトム・音の世界」が発売されていますが、これがまた良い。

大野さんのキャプションボイスも入っていて、ちなみにレイ・ハラカミさんのアルバム「レッドカーブの思い出 trace of red curb dedicated from rei harakami」の中でも大野さんが「今の咳は違います・・・テイク2 」とか言っていて、いいなーという感じです。このアルバムも最近のヘビーローテ。

大野さんは、「鉄腕アトム・音の世界」のインタビューを読んでも雑誌のインタビューを読んでもどうも飄々としていて、ただその中で、例えばインタビュアー吉田秀樹さんに「今、アトムで使った音を全てシンセサイザーで作ることはできますか?」と聞かれて
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出来っこないヨ!(一声大きく)あんな不便なものはない。
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と言っていたりするのを読むと、お、不意を突かれた!となる。初めて大野さんのことを知ってから、このひとの頭の中ではどんな音が鳴っているんだ!?とずっと思っているんですが、どうも海野十三の火星人がしゃべっていた「ひゅーぷくぷく」「マースマースハチケルカボチャ」という言葉が原体験としてあるらしく…この言葉の大野さんの発音がものすごく知りたい昨今です。

「PLUTO」も最終巻を迎えたわけですが、やっぱり泣けました。

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mari

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