2009-07-14

日本の電子音楽! このエントリーを含むはてなブックマーク 

ブログ「だめ日記」から
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<東京の夏>音楽祭2009 の注目プログラム、「日本の電子音楽」が終わった。このプログラムは、<東京の夏>の中でも特にブックマークユーザーが多かった。注目されているんだなあと思っていたら、当日は草月ホールのロビーが人でいっぱい!あまりの集客に驚いた。

年齢層はばらばら。若い人も多かったし、いかにも業界人風のダンディなおじさんもたくさん。男女比は7:3といったところか。

坂本龍一選曲のテープ作品で構成されたプログラムA&Bでは、ロビー待機だったので、じっと漏れ聞こえる音を聴いていた。途中で男の子が泣きながら出てきて、お父さんに抱えられるようにして出ていったのを見た。薄闇でぐわんぐわんに響く電子音楽を聴いたら、そりゃ怖い。私もちょっと怖いもの。どの曲の時だったかは忘れてしまった。

佐藤聰明作品集のプログラムCはホールの中で聴いたが、これは…何だかすごかった。2台のピアノを、2人のピアニストが叩く叩く。小坂圭太さんがすっと息を呑んで稲垣聡さんを見る。そうして2人は次のフェイズへ。今度は腕で肘で鍵盤を叩く叩く!そしてまた次のフェイズへ――2人!かっこよすぎる!

野々下由香里さん(ソプラノ)×山口恭範さん(パーカッション)×小坂圭太さん(ピアノ)の曲も良かった。銅鑼をつるした台がふらふら揺れる。そのつるされた銅鑼を、山口さんがヴァイオリンの弓でジュゥーウィーと弾く。野々下さんの安定した声が曲をひっぱっていく。

会場には湯浅譲二さんも松平頼暁さんも来ていて、ロビーでファンに囲まれていた。あとは石田一志先生がいたりして、業界の人がたくさんいただろうなあと思う。ものすごくかっこいい公演でした。

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mari

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