昨夜。
才色兼備な知り合いがギャラリーカフェで個展をやるので、
そのレセプションに。
相変わらず前向きなんだか後ろ向きなんだかな本人でしたが、
仕事で一緒にさせてもらってる日本屈指のナレーターさんも、
ネガティブの塊みたいなところがあり、
脳天気なポジティブさだけが頂点に立てないような
この世界の不思議にいつも多少のおかしさと愛おしさを感じてみたり。
私自身のサムネイルにも使わして貰ってる金魚を描いた人なのでもありますが、
京人のもつ独特の世界観と、表現の仕方はやっぱり良い物ですね。
モデル、VJ、貼絵画家と色んな顔を持つ彼女だけに、
集まる人の顔も様々。
知り合いのDJ達の合間を縫ってバーレスクダンスのパフォーマンスがあったりと、
この人の好きな世界の中のデカダンス、伝統、様式美、でかつ、
現代的としか言いようのない選択の妙さ加減。
一人で立ってるのが危なっかしいながらも、
本人の極めて揺るがない自己主張と、周りの集まってくる様の距離感が
なんとも見てて良い物ですなぁ、と一人感じ入ったり。
屈託のない良いも悪いも含めてストレートなトコロが皆が気に入る人柄なんだろうな。
相当ヘンテコな人なんだけども。
本人も普段からよく言う、
美しいモノは好き、醜いモノはキライ、っていう
判りやすい判断基準。
本人フィルターなんで、何を持って線引きしてるかはよう判らんけど、
金魚や花、といったPOPなモチーフを用いながら、かつ、
絵柄はフェミニンだったりもするが、
単なるオンニャノコのお花畑に終わらない作品で、
結局、動機はとーってもネガティブだったり。
ようは、逃避行なんだろうけども、
世紀末になると流行るデカダンス趣味の個人版みたいな感覚が故に、
とっても現実的な感覚を逆に受けるみたいな。
時代の閉塞感があるから、作品にそれが投影されるよりも、
デカダントに妄想の華を散らす方が、
逆にリアリティ感じてしまうのは、オレもちょいと歪んですかね〜(笑)