2009-11-17

眠れる夜は羊の様に、眠れぬ夜は山羊の顔 このエントリーを含むはてなブックマーク 

一人、地下鉄の駅とか歩いてると、ふと気づく、その時の感情。

あ、今、一周したなぁ、と。

大江戸線の新宿駅やら、六本木の深く、深く、潜るようなエスカレーター。
残念な程にまで抜けない思考の果て、感情まで道連れに重力や動力と関係無く
ぐるぐるぐる、と。

そういや、最近、とんと、味わってないなぁ。
そっか、ずっと本を読んでるからか。

昨日。
原宿に知合いの映像の発表会的なもの(?)を観に。

花火師の清夏ちゃんが参加してる東京映像旅団っていうのんの上映会。
そこに参加してる人等が、4つのカテゴリーに分けられ、
1時間単位でぐるぐる。

中途半端に3時半に観に行った。
5分ぐらいから20分弱までの映像が一杯。

途中で、清夏ちゃんに声をかけられる。
最近、どうも、人と話すのが苦手だ。
何を話していいか良く判らない。
ナム・ジュン・パイクなんて言葉が飛び出す花火師。
なんて素敵でしょう。

思いつく言葉は、
旅団ってまたおおっきな単位だねぇ。どの師団に属してんの?

フム、これじゃぁ、また、キョトンとされるだけか。

ああ、言い換えよう。
「みんな日大の映像科繋がりなんだね?」

ーそう、縦の繋がりがとっても強いのよ。さっきの回はセルポートレイト。
映像で自分を表現してるんだ。

ああ、ヤバイ、何て答えて良いのかわからない。
妙な感じだが、多分、お互い何を話せば良いのか、掴みかねてるだけよね(笑)

最近、よくある。

どっちかっつうと、もの凄く興味あるし、
聞きたい事はヤマ程あるのだが、
例えば、修辞的な事柄や、事象の説明を聞いたところで、、、ねぇ。

やがて、清夏ちゃんの映像が流れる。

ああ、やっぱり。

間違いなく面白い。ただ、何を流してるのかはワカランけど。

終わった後で監督挨拶。
成る程ね。そういう事を言いたかったんだね。

「面白かった、じゃあね〜。」

フム、これじゃ、マコトに不思議なオカシナ奴じゃないすか。

今日、ふと気づいた2周半ぐらいしたな、って思う感じ。
そもそも、その前までは、
「何故、こうもまた会話ってやつはメンドくさいものなんだろう?」と。

ちょいと前に言われたらしいが、打ち合わせの後、
そこのプロデューサーが漏らした一言ってのが代理店の人経由で回ってきた。

「まあ、彼に乗っかってみようか。と。」

つまりはだ、おれのプレゼンは、内容はほぼ伝わってないワケだね。

ホントに良くワカランのだが、ナゼまぁ、仕事が出来てんだろうか?
そういや、このプレゼンで、事務所の人等に聞いたのって、

「風ってどんな色だと思います?」
っていうヒアリングとか。

後で聞いた時、我ながら笑えるな。こりゃ。

これに絡んだハナシで、この事務所のwebの背景にカエルのキャラクターを使おうと思い、
いつもイベントでライブペインティングをしてくれる作家さんに、頼んだ。

「あんさぁ、ボ・カンボスを聞いて踊ってるようなカエルを5、6種類描いて貰って良い?」

ーOK

出来た絵を見て、眼が点になった。

ー何か、サンボマスター聞きながら描いたらこうなった。

人に頼むのんて、何てムズカシイんだろう。
オレ何か間違えたかな?

みんなもっと色んなパーツの中から共通する要素を抽出して
それに好きなフリカケかけてくれりゃ、ハナシは早いのにね。
で、なんで少ないんかしら?

ってたまに思う。たまにです。

1周してる間に、考えるより先に口が動いたり、
考えた割には2言、3言だったり。

Michel GondryのDirector's Label観ながら、
何となく考えてみた事。

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“step accross the border”