2010-05-19

試写会「鉄男 THE BULLET MAN」 このエントリーを含むはてなブックマーク 

塚本晋也監督の代表作、『鉄男 TETSUO』の全編英語にした世界戦略版というべきでしょうか、決してリメイクではないそうで、パート3という位置もどうかなと、思うわせる作品。

私は20年前、「鉄男」観て衝撃を受けたひとりなので、大変にこの作品を楽しみにしていました。
まずは、今作品に関して、相変わらず塚本ワールドです。
とにかく、何も変わらないというか・・・あのまんまの塚本作品です。
ですので、「鉄男」の成長や、塚本さんの変化に興味のある人や期待感を持って接すると痛いかもしれないな・・・

こでだけCGや特撮という部分が進化を遂げていますが、今作も相変わらずの手作りにこだわっています(勿論、CGやSFXも使っています)。
作り手のエネルギーというか、リアリズムは感じさせられます。

特に内容の方もね・・・単純明快で、今世紀の「鉄男」をただ楽しむだけですね。

今回、試写会で、塚本さん本人とお話を聞く機会があったのですが、見てる側が、この映画に対して「哲学的に捉えている」感もあるとはおもうけど、塚本さんいわく、「作りたい作品を単純に作っているだけ」彼の頭にある世界観を映像にしているだけみたいですね。
私より、若干年上の方ですが、子供の頃のまんまの人なんでしょうね。
子供心に感じていた事などを今でも大切にしている人なんでしょうね。

個人的には、辛口で言わせてもらえれば、「鉄男」の最初のバージョンを越えることは出来ませんでしたね。
今でもあの一番最初の「鉄男」が大好きです。

しかし、今作から観た人がどのように感じるかは大変に興味のあるところです。

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ジャムハウス

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