この季節の休日の代々木公園、
それは私には、いつ行っても海水浴客でごった返す浜辺にしか見えない。
草むらに座り込んで談笑する人、人、人……。
ビーチバレーならぬボール遊びや、フリスビーや、バドミントンに興じる人々。
でも、まだまったく演奏するための場所が取れないというわけではない。
相棒のトヨダ君に見つくろってもらって、
じゃ、ここいらで、とおもむろに草むらでセットアップ。
今回は相棒が打楽器だったんで、
最初のうち、音に合わせてあっちこっちはね回りながら踊っていて、
こんなタイトルつけちゃったけど、私の金星いつ出てくるのかと思ったものの、
なぜだか途中からゆったりした動きになって、
声も出てきて、ゆらゆらしてた。
妙に通る声で自分でもふしぎだった、最近、声出してなかったのに。
それで、1セットが終わった後、ちょっと間をあけてから2セット目もやった。
別に2セット目、示し合わせて始めたわけじゃなかったのだけど。
まったく無関心な人も当然いくらでもいたけれど、
しばらく立ち止まって見ていく人ももちろんいくらでもいて、
妙なことに、なんだかやたらとカメラを向けられて写真を撮られた気がする。
今日見たもの、とか言ってブログにでもあげるのだろうか。
でも一番おもろしかったのは、
幼児が親に連れられて通りかかるとじいぃっと見入ってしまうこと。
親にせかされてもなかなか立ち去れないで見つめ続けてたりする。
ある子たちなんか、相棒が足元に置いていたスティックを勝手に取り上げて、
いっしょになってシンバルやタムをたたき出した。
すごく喜んでて、楽しそうで、
受容力の高いトヨダ君が相手だから特にそうなるのかも知れないけれど、
そうか、子供の音感教育は打楽器からか、と思った。
そう言えば、幼稚園の時ってカスタネットから始めたっけ。
夕暮れが近づくにつれて風が出てきて、それがまた気持ちよかったけれど、
日の暮れないうちに切り上げて、公園を後にした。
代々木公園で踊ったのはほぼ2年ぶり。
前にやった時は夜だったので月の光を浴びて、
なんかすごいものをもらっちゃったのか、
その後、何日もすさまじい夢を見続けたけれど
(代々木公園はミステリースポット)、
きのうは昼間だったから、もらったものもずいぶんと違ったみたい。
久々に強い印象の夢を見たけれど、強烈というほどではなかった。
そうね、杉の実の中にはいくつもの小さな種と虫が入っていて
(あ、途中で愛用の長いレインスティックを使ったからかな)、
虫が入ったまま調理して食べられるとかなんとか。
野外で行うliveにはライブハウスでやるのとはまた違った、
周りとの相互作用と発見がある。
人のあふれ返る浜辺にしか見えない明るいうちの代々木公園にも、
そこならではのかかわり方があるみたい。
今月はできたらあともう1回、アコーディオンのa qui avec Gabrielさんとどこかで行う予定!
昨日5月20日(日)のラインナップ
『五月の金星・野外版』
トヨダ タカシ(symbal、metal percussion、rototom、tambalin)
Reiko.A(voice、dance、rainstick)
あ、そうそ、けさの一大イヴェントの金環日蝕はというと、
あまりに周りが大騒ぎするもんでなんだか興醒めしてしまって、
金環が終わった頃にちょろっとサングラス(しかも、日蝕用メガネを用意してない)で太
陽を眺めみてて、
ああ、ほんとだ、翳ってる、と思ったくらいでした。
写真は、きのうの代々木公園に咲いてたばらの花。
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なお、今月のReiko.AのTabelaでのタロットスケジュールはこちらです。
↓
http://www.webdice.jp/diary/detail/7165/