2008-05-29

「シークレット・サンシャイン」試写会、感想。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

今年に入って韓国映画は「黒い家」に引き続き二度目の鑑賞となりました。

2007年、カンヌ国際映画祭、主演女優賞を受賞した、チョン・ドヨンの演技はこの賞に値する、正に「熱演」と言える演技を見せています。

冒頭、主人を事故で亡くし、その主人の故郷「密陽」と言う地名の街へ引っ越しに来るのですが、いきなり、そんな「不幸」で始まるこの映画、兎に角、不幸、不幸、重ねて不幸が彼女に襲いかかります。

一瞬、救われたかな? と、観客に思い込ませ、とある人物に出会って、その人物から発せられたとある言葉に、愕然とし、再び不幸ロードへ、結果、彼女はラストまで救われません、極めて、アン・ハッピーエンドな最後でした、、、

エンターティメントとして観るなら、主役のチョン・ドヨンの演技に注目です。もう、どうしようもなく、これでもか! まだだ! と、追い打ちを駆けられる不幸まみれな生き様をリアリティ過ぎる程の熱演で見せています。

一観客としては、「もういいじゃん、最後くらいはプチ幸せにさせろよ、監督」と言いたくなる、メンタル澱んでいる時に観ると、激しく堕ちる事請け合いな、そんな映画でした… 嗚呼、、、悲劇のヒロイン。

って、これ、主役=ヒロイン って図式が通用しない感じ。

映画に単純に「ハッピー」を求める人には、著しくお勧めできない映画かと。

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breakupme

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“試写会ホリック”