2008-07-16

奥多摩で、カラジャ族とトゥアレグ族が出会った―裏方はまだまだ続く(5) このエントリーを含むはてなブックマーク 

ブログ「だめ日記」から
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7月の12日と13日に、「アマゾン・インディオとサハラ遊牧民と行く 奥多摩の森、音楽キャンプ」というイベントがありました。奥多摩の「山のふるさと村」というところは、コンクリートジャングルから隔絶された、それはそれは緑のきれいな、清流の音が響きわたる、勾配の多い、“車無しでスピーディーに移動せねばならないスタッフ”泣かせの、傾斜のきつい、ところでありまして。山がちなためか、雨と日差しが時間単位で交互にやってきます。

しかしボディ・ペインティングなどのワークショップもさることながら、ハイライトの公演!月明かりのもとで行われた、アマゾンのインディオ・カラジャ族の儀式、そしてサハラの遊牧民トゥアレグ族の舞踊は、迫力満点でした。カラジャとトゥアレグが一緒に踊ることはなかったけれど、互いは互いをどう感じていたんでしょう。

ところで、カラジャ族もトゥアレグ族も、もの勢いでタバコを吸う。それからトゥアレグ族は、近くに寄ると馥郁とした何か言いようのない香りを漂わせている。男性は頭にターバンみたいのを巻いて、移動のときは皮の美しいポシェットを提げている。長身の彼らは、一度舞い始めるや、ひらりひらりと足音もしないほどに優雅にステップを踏む。そんな彼らが去った後も、宿泊場所のロッジにはしばらく香りが残っていた。カラジャもトゥアレグも、暑さに強いのが幸いだった。

写真は、「戦に出る男を送り出す唄」を歌うトゥアレグ族のおばあさま。この方だけはフランス語を話さず、トゥアレグ語を話す。というかあまりしゃべらない。美しい手で弦楽器「イムザッド」を爪弾く。目の光が鋭い。何かいろんなことがありすぎてうまく書けませんが、お客さま方が喜んで帰ってくださっていれば良いのですが…。

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mari

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